ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

加害者として

今日の記事は完全に自己満足に過ぎない。これを書くことで自分の罪が消えるとも許されるとも思っていない。でも、同じ過ちを今後繰り返さないように記しておこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

先週、私の大切な友人が体調を崩した。相手は週末に重要な用事を控えていたので、私は心配しつつ当日を迎えた。当日、相手に会えて色々話して労をねぎらえたはいいが、今振り返るとこの時点で病状を見誤っていたんだなと思う。

週が明けても相手の体調は回復せず、ますます心配になった私は応援したい一心でSNS上で通知を頻回送った。その日の私はなかなか寝付けず、それは深夜のことだった。私にとっては応援の意味でも相手にとっては安眠妨害の目覚ましでしかなかったことに、少し後の投稿で私は気付かされた。

その時わかる情報だけ見ても、相手は確かに並々ならぬ状況だった。それなのに私は、どんな思いでどんな辛さで臥せっているかにも思い至れず、ただただ自分の都合で相手の療養を妨げてしまった。会った当日から翌日についても、状況は見えていながらほんの少し体調が上向きになった(ように見えた)ことに勝手に嬉しくなり、長居させてしまったり頓珍漢なメッセージを送ってしまったりした。実際は相当鞭を打っていただけだったのに、目の前の事象に囚われて病状を、実状を見誤った。

 

それで相手の体調も気分も害してしまった私は、自分勝手な振る舞いを悔いて謝意を示した。しかし悔いていたつもりの私は、直後に同種の過ちを繰り返してしまった。

SNSインパクトのある画像が流れてきたのをたまたま見つけた私は、脊髄反射的にそれをシェアした。ただその時のインパクトに呑まれ、自分は耐性があるだけのグロ画像を、相手含め多くの耐性の無い人々(とごく一部の耐性がある人々)に向けて。冷静になれば、相手からその後この件に言及されたように、自分がされる側に回ったら良い気分はしないのは当然だ。にもかかわらず、私はその場の勢いで、相手を筆頭にシェアされた側の立場を考えることもできずにテロに及んでしまった。

 

「一時の強い感情によって、相手が置かれた状況や自分の言動の影響を想像できぬままに、自分がしたいと思った行為に走ってしまう」

これによって私は近い期間に二度も、いや送った通知やメッセージの数を考えるとそれ以上に何度も何度も、一番幸せであって欲しい存在を傷付け怒らせてしまった。

 

確かに私は人と争った経験に乏しい。なるべくそうなるまいと生きてきたから。だからこそいざ諍いが起こると狼狽えてしまったし、自分自身がその引き金になる可能性に無頓着だった。「自分がこうしたら今の状況で相手はどう思うか」の想像力に欠けていた。少なくとも感情に呑まれるとそれができていなかった。

私は、私が加害者となり得ることに目を向けてこなかった。その結果が今回の過ち。

 

こんなこと書いてオナニー乙。私物化すんな。その通りだ。これを書く間に流れた涙が私の罪や無自覚だった加害性を洗い流してはくれないこともわかっている。たくさん嫌な思いをさせてしまって本当にごめんなさい。今回の一連のことで、私は私がどうしようも無く自分勝手で肝心の時にコントロールが効かない馬鹿なことを痛感しました。同じ過ちを繰り返さないよう、自分の嫌な所も含めて見つめ、感情を乱さないように、ひとりよがりにならずにあなたをはじめ相手を慮れるように努めます。

 

 

 

罪を背負った私の、決意表明。

お水やり

昨夜帰宅したら届いていました。

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映画「カランコエの花」のDVD📀。クラウドファンディング特典として支援者に送られたものです。2016年に完成し、昨年には異例のロングラン上映となったこの作品。「*1お水やり」に行けたのもたった2回だったので自宅でも水をやれるのが嬉しいですし、何よりこのムーブメントの結実した形として円盤になったというのが喜ばしいです。

 

登場人物達が良かれと思ってしたことがことごとく裏目に出てしまう同作。

ちょうど私自身が、良かれと思っていたことが結果的に相手の都合を無視した行動になってしまっていたこと、そしてそれを慮れていなかったことに気付かされて罪悪感と反省の念が湧いているタイミングでこのDVDが届いたのも、何かの縁なのでしょう。

 

その罪を自身に刻み付ける為にも、「お水やり」しようと思います。

*1:同作を視聴することをファンの間でこう称す。

考課面談 2018年度後期

本日は入職して二度目の考課面談でした。

頭髪指導か肩叩きが来そうだと予想しつつも、仕事が詰まっていて直前は不安がる余裕すら無いまま臨んだ面談。果たして…。

 

結論から言うと、その辺には一切の言及無く終わりました。気付いて敢えて触れていないのか本当に気が付いていないのかわからないから、不安は拭えませんよ…。夏の賞与面談ではもっと偉い人との面談があるから、そこでは何かあるかも知れません。

 

業務に対する評価も概ね自己評価(中の下〜下レベル)より上の評価を頂きました(中の上レベル)。1年目が終わった時点というのもあるでしょうが、余りに甘々でこちらが心配になる程です。だって「与えられた仕事をミス無く期日通りにこなす」なんて当たり前のことで『よくやってくれている』とか言われましても…。「それ、加点するレベルのことじゃなくない?」「そこがスタートラインじゃない?」っていう。周り(主に同期〜1年上)を見渡しても遅れを取っているのは明らかなのに、『期待以上』とか言っちゃっていいのかしら直属の上司は。うちの部長の言動から考えるに、弊社自体がそんな甘い筈は無いんだけどなぁ。

 

ま、どうあれ評価が高いに越したことは無いです。仮にカミングアウトすることになっても、「*1オネエだけど仕事はきちんとこなす奴」みたいな認識がなされればまだマシってものです。診断出ないことには話も進められないんですけどね。

 

そんな訳で本格的に2年目始動。今期の部署目標はハードル高めなので、少なくとも現状を維持せねば。まだ週の半分なのに、なんだかどっと疲れたなぁ…バッテリが急激に10%くらいまで減った感じだ。

*1:弊社の人々が持つであろうイメージから敢えてオネエという言葉をチョイスしていますので悪しからず。

ほくろ撲滅に向けて

さて、昨夜は初めてレーザーでほくろを除去した私。患部はときたまムズムズする程度で痛みも無く、今のところ順調そう。最初の麻酔さえ耐えればあっという間に終わる手軽さ(値段を除く)に味をしめてしまいそう。

 

なので、この勢いで顔中の2mm以上級は軒並み取ってしまいたいなと考えております。しかし、先立つ物は1回につき福沢先生お一人必要。そんな一気に全部とはいきませんから、年単位の計画です。2021年上半期が目標かしら。

というのも、一気に取れる程豊かではないし、ダウンタイムやメイクで気を遣う箇所が増えるのも大変ですし。3ヶ月は間を空けると思います。一度に複数取れるなら気を遣う期間もピンポイントになって結果的には楽でしょうがね。

 

一瞬、今夏の賞与を注ぎ込もうかとの考えも頭をよぎったんですよ。元々の使途としては睾丸摘出費でしたが、暑い時期にやることになるので。ただ、*1数年単位で放置していても大きくならないほくろと、放置すればするだけ男性ホルモンを出し続ける睾丸のどちらが害悪かと考えれば、まぁ後者ですよねっていう。

 

鼻下のほくろに限っては、*2.髭剃りや楽器演奏で頻繁に触れる箇所なので大学病院にて切除予定ですが。あと鼻筋もか。こちらは取り敢えず7月頭のつもり。

 

こんな感じに少しずつ顔のほくろを取っていく予定。憎っくき父方の遺伝子に、医学の力で抵抗していきます。

*1:頑張れば特に気になる所はコンシーラでカバーもできるし。

*2:早く脱毛が完了して髭剃り要らずになりたい…

ほくろ除去 1個目

3月末に予約をした美容外科、今日が相談の日でした。ちょっと残業ののち、電車の遅れもありましたがギリギリで定刻に到着。

受付が男女で分かれていることにちょっとモヤっと。中は繋がっているのに。気を取り直してまずは問診と申込書の記入から。治療中の疾患…心と神経…まだ診断されていないしスルーっと。割引プランの入会金がキャンペーンで無料になったのはありがたかったですね。

 

さて、早速スタッフの方から説明が。施術については事前に調べておいたし切除縫合法は何度も経験しているので、術後のケアを中心に色々確認。色素沈着防止の為に最低3ヶ月は*1日焼け止め必須とのことですが、そろそろ日差しが強くなるシーズンですしどっちみち必ず塗るので、特に強く意識しないといけないケアではなさそう。メイクの説明は口頭では受けなかったけれど、保護テープが取れる11日後から一応可能らしい。

予約時のメールには『相談当日の施術は電話予約を』とありましたが、なんと当日でも可能とのこと。取りたい順に希望を挙げ、見積もりを出してもらい、検討の結果ほくろを1個取ることに決めました。ダウンタイムが10日、紫外線を長時間浴びることになるTRPのパレードまであと13日。傷の治りも遅い方ですし、TRPにはメイクできる状態で臨みたかったので決断した次第。

 

除去を決め、お次はDrからの諸注意。私が今回取るのは右頰にあるほくろを1個。価格は1mm単位で計算するのですが、該当の箇所は2mm。私の顔の中で目立つものはだいたい2mm級。1mm級かと思っていたのに、これは取りきるまで高くつきそう…。それにしても、明るくて綺麗な院内で鏡なんぞ見てしまうと、自分の顔の汚さにげんなりしますね。*2「脱毛の方の効果が出る直前というのもあるけれど。施術の前にお会計。福沢先生でお釣りが来るのはまぁ良い方か。今後、最低でも5つは取るんだ…!

 

それではいよいよ処置室へ。ベッドに横たわるとDrがご登場。消毒ののち麻酔を注射されましたが、予想通り痛い!採血の針より多分細いのに。麻酔を打って揉んで…を4回繰り返しましたが、2回目にはもう「細い物が何か触れたかな?」程度の感覚で、3回目からは打ったこともわかりませんでした。Drの動きで推測し、垂れた薬液でやっぱりと確信するくらい。

程無くして『音がしますね』とDr。ほくろ周辺を押さえられると機械から

 

ジジジ…

 

これ、焼いてんじゃん!感じるのは少しの焦げ臭さ。麻酔のおかげで痛みは無く、4回程患部にレーザーを当てて終了しました。時間にして約5分。*3切除縫合法しか経験の無い立場からすると、余りにも呆気ない。

 

患部にはいつの間にかテープが貼られていました。24時間後には一度剥がして軟膏を塗って貼り直し。入浴や洗顔はテープを貼ったままで、との指示を受けました。翌日の貼り替えを除いては、テープが剥がれるに任せて良いらしい。麻酔を打ったので術後は虫歯治療後みたいに食事しにくくなるともDrから言われましたが、頰の上の方だったので特に影響は無かったですね。

 

今回の所要時間は説明や受付も含めて1時間10分程。次回以降はきっともっと短時間で済むことでしょう。しばらくはテープを気遣ってちょっと手間が増えますが、これも綺麗な顔に近づく為。予算と予定の都合がつき次第受けたいですが、先に皮膚科で紹介を受けた大学病院での切除の方が先かも知れません。

 

No pain, no gain.

*1:SPF32以上を推奨とDrより。

*2:髭が抜け始めるまではレーザーの影響で肌もガタガタになるので、うまく剃れないのです。

*3:切除を受けた頃の皮膚科は元々実母の主治医。『メラノーマだったらどうするの!!』との実母の度重なる勧め或いは脅しにより、この歳になるまで美容外科に足を踏み入れることすらありませんでした。

デニムジャケット

そろそろ最高気温が20℃台に入る日も増えてくるようで、ようやく衣替えかしらと思う今日この頃。ライダースでも暑くなってきそうなので、この土日からデニムジャケットを出しました。

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…お気付きでしょうか。お気付きですよね。ボタンの位置。メンズなんですこれ。

 

何故仕事以外でメンズなんて着るのかというと、サイズと丈のバランスとかポケットの有無とか諸々検討の結果なのですが、一番大きな理由は

 

デニムジャケットはレディースでもメンズと同じボタン配置が多い

 

これです。時に街中でファッションを観察し時に色んなページで製品情報を調べて、メンズでも問題無いと判断しました。

 

男女でデザインの変わらないものについては、悲しいですが元の性別のものの方が着た時のフィット感やバランスが良いことはありますので…。他の手持ちだと*1パーカーもメンズを持っています。実家を筆頭にカモフラージュや気遣いが必要な場面にも役立ちます。

 

まぁ目標はそれが必要となくなることですが、それには長い時間がかかりそうなので、しばらく使えるメンズは使ってやろうという考えでいます。

*1:パーカーの場合、たまにジッパーの位置が左右違ってばれることがありますが。

職場とセクシュアリティ #2-1

昨夜は参加も恒例となった「職セク」へ。6回で1クール構成のため、第2シーズンということになっています。

仕事が休みだったおかげで早く着けたので、設営をお手伝い。今月からいつもの世話人さんに加えて同団体の別イベントの運営さんもサポートに入り、役割分担もはっきりと。設営は2回目ですが、前回より動き易くなった印象があります。

 

今回も参加者は20人弱と大入。導入として取り上げられた事例はMtFの在職トランスに関するもの。トランスの進行に伴い男性制服(上のみ)で過ごす方が自他共に却って違和感が出てきて、スカートを穿きたいと上司に打ち明けたが『常識的でない』と一蹴されてしまい…というもの。

 

従業員の外見の制限には合理的な理由規定が必要ということではあり、実際の判例もご紹介頂きました。しかしまぁ、あまりに自分の状況とシンクロしていてですね…。規定として効力を持つ文書の範囲について、講師の社労士さんに相談してみようかなと真剣に考えています。弊社の就業規則は「定められた服装にて勤務」とあるくせにどこにも明記が無いのですが、入職時に配られる”心得”的な書類に外見への言及がありまして。それも一読した限り合理的とは思えませんが、どこまでが強制力を持つのかはっきりさせたいので…。ひとまず職場で閲覧できる範囲の過去の文書から、手掛かりが無いか調べようと思います。見つからなくても、週明けに就業規則を見直してメールをしようかなと。

 

最初は参加者としてはモブその1でしたが、お手伝いや講師への相談をしようと思うようにもなり、そろそろモブからは脱却かもです。それで少しでも人生が良いものになりますように…と言い聞かせ。