ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #22

年内最後のジェンクリでした。土曜日も朝だとあまり待たずに済みますね。

 

体調面では大きな問題は無い分、頭を占めるのは実家とのこと。法事のことよりも実母の健康不安に自分自身がかなり揺さぶられているなぁと、主治医に話しながら思います。原家族に対しては私がカミングアウトする前に逝かれたくない一心ですが、そもそも「墓場まで持って行く」から大きく転換している訳で。切り捨てられない甘さを『甘くなんかない』と主治医は言ってくれますが、TLには絶縁している人も散見。その甘さのままにカミングアウトを敢行するのであれば、タイミングを本当にしっかりと見極めねばなりません。

『迷っているってことは言いたい』とは主治医のコメント。確かにその通り。原家族が味方になってくれたら一転して心強い。そして言わないときっと後悔する。

 

…何に?

 

診察の短い時間では結論は出ませんでした。受け止めてほしい、ずっと言えずにいたことを知ってほしい。言うことで勘当されたとしても、私がわだかまりを無くしたい?でもそれは私の一方的な押し付けでは?「言えた良かった」は私のオナニーだろう、言われた原家族はどうなる?

実父は先日の電話で『もうあれこれ言わないことにした』と言った。信じるかどうかはともかく、実母よりは"話がわかる"。実母は体調の頗る悪いこの時期(時期とは言えそれは当分続きそうだが)に言うとそれこそ祖母の後を追いかねない。

 

すると主治医、『まずお父様にカミングアウトして相談されるのは?』と。盲点でした。両親揃った状態でカミングアウトしなければいけないというのは、私の思い込みだったのかも知れません。ですが思い返せば、私の端末で撮った祖母の葬儀時の写真も実父にだけ送って「頃合を見て見せてやって」と委ねたのでした。その時の電話口で祖母のことを少し語っただけで泣き崩れる*1実母を案じて取った私の行動。あの時のようにやれれば或いは…と僅かばかりの希望に思いを馳せつつ、診察室を後にしました。

 

その後は束の間の"戦友"との邂逅も果たせました。頂いたこそばゆい言葉の数々もそうですが、TLでの度重なるお気遣いには感謝しきりです。どうかご自愛下さい。

ビッグバンドの練習も終わり「この機材も今年は終わり」と思う度に、年末の到来を肌で感じます。スタジオの男性用トイレ、入ったら先客がいて気まずかったけど何も言われないのでノンパスです。

*1:個人的にはそろそろ医療のお世話になる段階ではと見立てていますが…。