ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

循環器科にてカミングアウト

遂に運命の日を迎えました…なんて言うと大袈裟か。職場とか原家族に言うことを考えたらねぇ。

 

ということで、本日は循環器科の定期診察。先月末のジェンクリで甲状腺の数値が僅かに上がり、それを気にしながら過ごした約10日間。いつものように経過報告をした上で、私から「実は甲状腺機能の亢進じゃないかと疑っていて…」と切り出しました。「ここと別で精神科にも実は通っているんですが、そこでの検査でこういう値が出まして」と。これに対して主治医は、『機能亢進症とは言い切れないなぁ。だって+0.1でしょう?バセドウとかだともっとグンと上がるから。甲状腺外来でもこの値じゃ薬は出さないと思いますよ。甲状腺の薬って強いので。』との返答。流石にこれだけだと情報として不十分。それはこちらも承知しています。

 

そしていよいよその時が。「どうしてこんなものをお持ちしたかと言うと、先生がお気付きかどうかはわかりませんけど、実は今、性別違和の治療を受けていて、ホルモン剤を投与する関係で3ヶ月に1回血液検査をしているんです…」自分でもびっくりするくらいおどおどとして、しどろもどろになりながらのカミングアウト。

これに対して主治医はいつもの調子を崩さずに『ふむふむなるほどね、もっと早く言ってくれれば良かったのに。そういうことになると話も変わってくるなぁ。ホルモン剤を投与してるのね、何を?そっちの先生からは動悸とか副作用の説明はあった?ほら、ホルモン剤って自律神経系にモロに影響するから。言ってくれれば…』と返す。昨夏から卵胞ホルモン注射を受けていることや副作用の説明もあり承知の上で治療を受けている旨を伝えつつも、(少なくともその場では)拒否的な反応をされなかったことに内心すごくすごく安堵していましたよ。そこはやはりプロ、ということでしょうか。ホルモン注射に起因していそうな循環器系の自覚症状が無かったことや、LGBTQがデリケートな話題故に反応が不安だったために真実を言えずにいたことを素直に主治医に詫びました。

 

今後については、なんと来週に甲状腺エコーを行える医師が来る日がちょうどあるとのことで、検査を行う方向になりました。『日によって変動はありますけど、甲状腺機能が亢進状態にはあると思いますから』と主治医のありがたいお取り計らい。その通り、全く脈が乱れない日もあれば終日ガタガタの日もあります。次の土曜は甲状腺外来に行かなきゃと思っていましたが、予定変更。過去の経緯というか"事情"をわかってくれている所でやれるならその方が安心です。

さてさて、急遽半休か早退の申請をせねばならなくなりました…明日は何としても勝ち取らねば。