ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

コミケ中止

先日入ってきた、今冬の「コミックマーケット」中止の報せ。これが思わぬ方向で懸念を生んでいます。

 

コミックマーケット(通称コミケ)は、東京ビッグサイトにてお盆と年末に行われる、最大の同人誌即売会。私も2009年の冬より毎回参加していましたが、昨年は祖母の葬儀と第九コンサートの本番で遂に連続参加記録が途切れてしまっていました。今年はCOVID-19の影響で大型連休に加え年末の回も中止が決定。私は専ら買う側ですが作る側の知人も多くいるので、その落胆はいかばかりかと想像します。

 

この中止は当の私自身にも大きく影響していて、それが「晦日の予定が何も無い」こと。大晦日は決まってコミケに行っていた私。*13年前まではコミケ後には実家に帰っていたとは言え、夕方近くまで予定があることで「終日実家にいる状態」をうまいこと避けられていました。イベント自体も楽しみではありましたが、実家に行く時間を遅らせられる口実でもあったわけです。

ところが、その口実が今年は無くなってしまった。何も予定が無いなら帰って来い、そう言われるのは火を見るより明らかです。"他人"と会う予定を作りにくい(原家族にとって心証が良くない)ことを考えると、"他人"ではない"家族"と過ごせという論理展開になります。確実に。たとえ県境を越えて都内に入ることになろうが。第九コンサートも配置からして"密"なので実施は怪しいし。恐らく実家に帰る以外の選択肢を取れなくなることでしょう。法事もまだ終わっていないのにまたも断髪の危機です。

 

コミケは夕方には終わる上に、場所的に自宅より実家に近いことやそもそもの"義務感"から、*2これまでは帰らない選択肢を取れたことはありませんでしたが、それでも自分の時間を楽しめることの安心感やハレの場特有の高揚感がありました。それも無いとなると、年末年始はかなり苦しいものになりそうな予感がします。

移住や相続の話も数年前の誕生日にされたきりで、そろそろ出てきそうな気がするし。忙しない時期ではあるけれど、それにプラスで気が休まらないったらもう。

*1:去年は第九コンサートの本番、一昨年はコミケ後にその鑑賞でした。この時初めて実家に帰らない年越しを経験したんですよね。

*2:去年と一昨年は無理矢理帰らないことにした感じでした。電話口で原家族にはごねられたものです。