ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ラッシュ

繁忙期真っ只中。どうやら来月いっぱいはバタバタする期間が続きそう。案件や残業のラッシュも勿論あるのですが、それよりも気になるラッシュがあります。

 

それは、同じトランス当事者の手術ラッシュ。TwitterのTLで観測可能な範囲に留まりますが、それだけでも4〜5名の当事者さんがタイへ渡航性別適合手術を受けておられるようです。ようやく渡航できるようになったばかり、且つ各種書類・検査・隔離等の手続きが一気に煩雑化したにも関わらず、それらをこなして微笑みの国に渡る方の多いこと。行動力……は私もその気になればやるのでともかく、やろうと思えば手術ができる経済状況は素直に羨ましいと思います。

私の場合、財政基盤がまだ整っていないことや社会的な事情から、手術を受けられるのは当分先になるでしょう。移行を決意した頃には「30代の内に」と考えていましたが、現在の情勢も鑑みると「45歳になるまでに」を目標とした方が現実的かも知れません。

 

亡き祖母が私に掛けてくれていた保険金を使えれば今の費用であっても賄えるのですが、その管理は実母。勝手に使い込むことは無いにしても、私の身に相当なことが起きない限りは休眠状態でしょう。或いは、実母自身や実父が大病を患った際の治療費に充てられる可能性の方が高いか。

この保険金を手術費にできれば。その僅かな望みを捨て切れないのが、私が原家族を諦められない大きな理由でもあります。自力で何とかしようとしたら10年近くはかかることだし、理解されたいと夢も見てしまう。金銭・精神の両面で立ち塞がる障壁と、最良の結果が得られた際のリターン。こんなことでくよくよする位なら、早く諦めたい。後腐れ無く、断ち切りたい。