ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ初診2年経過

昨日でちょうどジェンクリの初診から2年でした。

予約することさえビクビクしていたあの頃。自分史が課されるのは予想済でしたが、幼少期の写真とSCTまで課されたので割とあっぷあっぷしていましたね。それで写真の為に急遽実家に帰る必要ができてしまい、目的を悟られないよう原家族が寝静まってからこっそりと部屋を漁ってデータを手に入れましたっけ。今の状態で同じことをやれと言われてもきっとできないでしょうから、あの時であるべきだったのだと思います。

 

当時は自分に診断が出るとは思っていませんでした。自分史では毎回「ええかっこ」をしたい思いと素直な思いとのぶつかり合い。マッチョではないが男子らしいエピソードと、今以上にヒゲモジャな顔。フライングのせいもあるかも知れないけれど、内心ではいつ断られるかと気が気じゃありませんでした。

結果的には診断をされて治療を継続しておりますが、2年経っても……いや2年経ったからこそ迷いの中で歩いています。ここまで変わらないのか。これは正確ではないですね。ここまで変えられないのか。診断書が持つ意味の弱さ、外見的素質の無さ、自身の臆病さや依存性。時間をかけないとわからなかったことは沢山あります。

 

ジェンクリはいつまでも居てはいけない所、と自身も当事者のとある論客は言っていました。フルタイム生活が安定した先は確かにそうなのかも知れません。しかし私は壁の多いパートタイムの身。幼い頃から知っている土地にあるあのクリニックに、暫くはお世話になるのだと思います。