ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

整骨院 ハイボルト治療 #1

本番前日。万全の状態で当日を迎える為にも午後半休を取得して準備をすることに。その一環というか自分の身体の長期的なメンテナンスも考えて、整骨院で治療を受けてきました。

訪れたのは職場最寄りから一駅隣の駅前にある整骨院。県の柔道整復師協会ホームページから検索で辿り着き、治療スタンスに共感したので選択。『痛みは患者様の生活の中にある』『その場凌ぎのマッサージはしない』長い目で見るとマッサージよりもこちらが最適だろうと判断し、先程初回の治療を終えました。

 

お昼後だったのもあり患者は私一人。院長は早口な体育会系で、弊社互助会の委員長に瓜二つ。はじめましてではない感じがしてリラックスできました。

看板に偽りは無く、本当にマッサージは無し。身体の可動域の確認をしながら仕事やプライベート等生活のことをたくさん訊かれ、それらに答えました。痛みや凝りの原因となる生活習慣を突き止めるのがその狙い。私も喋っていく中で如何に普段から上半身に負荷を掛けていたか整理できました。具体的には

  • デスクワークで仕事中の7割強は同じ姿勢
  • 首が前に倒れて肩が巻きがちになる
  • 首を左右にねじった時、左に向く時だけ関節の音がする
  • トロンボーンを吹いていると楽器の構造上左肩に荷重が偏る
  • 楽譜も正面よりやや右に置くので右は向いても左には殆ど向かない

……と、仕事もそうですが楽器演奏をする中での独特の動作がかなり影響していそうな雰囲気。これは確かに原因となる習慣にアプローチしなければ厳しそうだ。

 

施術はハイボルト治療といって、電気を流しながら筋肉をほぐしていくもの。痛みの強さで症状の重さを判断するとのこと。流された電気は整形外科のそれよりもずっと強く、特に首周りと肩甲骨周辺はぞわぞわと痺れて不思議な感覚でした。鋭い点の刺激や叩くような面の刺激を使い分けながら進む施術。痛みは右よりも左の方が強い傾向にあり、仕事での動作に左右差が無いことも考えるとやはり演奏時の癖は強し。

痺れながらも私が感じる感覚を院長にフィードバックするのを忘れずに。こうしたやり取りをベースに治療の強度や部位を選んでいるのを見ると、治療はコミュニケーションという、当たり前であり私が学卒後すぐにいた業界で叩きこまれながらも片隅に追いやられてしまっていたエッセンスを改めて感じます。

首の前屈具合をビフォーアフターで比較したら、アフターでめっちゃ下に曲がるようになっていて「ここまでか!」と笑ってしまった。『首凄く硬いですね』『良いか悪いかで言うと、悪いです』と言われただけのことはある。いやはや。

 

施術は今日も含めてひとまず来週・再来週の計3回。福澤先生が消えるのを覚悟していましたが辛うじてお釣りは来ました。それでも大事な投資。

さてさて、宿題も出されましたよ。

  • 痛む直前の動作や姿勢を覚えておくように』
  • 『治療で普段動かさない所を刺激したので、却って痛みが出た場合は教えて欲しい』

毎日自分の状態をモニタリングして原因を見極める。美容にも相通ずる考え方。やはり時代はインテリジェンスケアということか。終わった後の肩の軽さを思うと、本腰入れて頑張りたくなりますわな。

 

余談ですが、仕事帰りだったので完全B面。髪は結んでいたけれど、音楽をやっていることで勝手に納得されたっぽい。そして残念なことに『本当にスポーツ何もやってないんすか、やってなくてこの筋肉ですか。胸の辺りとか凄いですね、上半身に筋肉付き易いんすね』と言われてしまった。施術は完全に男と男のやり取りだったのもあるけど、身体の大きさを褒められるとやっぱり凹むなぁ。胸がどこまで筋肉かはともかくとして。