お目汚し失礼しております。
土曜日のジェンクリ通院時にあった私の容姿への言及ですが、主治医や看護師には本当に申し訳無いと思いながらも、信用しないことを決めました。また、何であろうと治療は続けるなどと世迷言を吐いてしまったのも浅はかだったと思います。というのも、とある活動家さんがショートにした写真を見かけてから、年末に確定している断髪がもう1ヶ月半後に迫っていることを改めて意識してしまい、その後の身の振り方を考えねばならないと感じまして。男性という私の見た目に即した生き方を取り直すべきかと傾いています。主治医はああいう風に仰いましたが、危うくお世辞を真に受けそうになってしまった。患者に来るなとは言えませんからね。私の男要素を煮詰めに煮詰めた姿をご存知の方ならわかって頂けることと思います。
あまりに男性的な外見を持った(出生時)男性が行う性別移行。ホルモン治療は勿論のこと、外科的治療にだって限界はあります。今まで知らず知らずの内に目を背けていた現実を見た時、その望みの無さに気が付きました。だって、こんなの「女性」じゃないですもの。
考えてもみて下さい。
— じゅり@11/14渋谷区講座 (@julia88h) 2020年11月2日
身長176cm
肩幅50cm以上
足のサイズ最大29cm
首周りまでびっしりの太い髭
黒く毛深い腕胸腹尻脚
凹んだこめかみ
薄らいでいく四角い生え際
最低音D2の低い声
太い骨
こんな「女性」がどこにいますか?
そして、私みたいな存在がこれ以上出てこないように、特に男性から女性への性別移行の過程には「足切り」を設けた方が良いのではないかという考えに至りました。例えば身長175cm以下、肩幅45cm以下、髭が首まで生えていないこと、こめかみが平坦であること、鼻頬角140°未満……等々。*1医師がそれを行うのは診断基準との兼ね合いで厳しいかも知れませんが、患者の将来を考えて踏み止まらせるのもまた本人の為ではないでしょうか。
トランス当事者の見た目問題はタブーにされがち。自分らしく在るというのは勿論大切ではあるけれど、私達は同時に社会の目によって評価される存在であることを忘れてはならないと思うのです。(あると仮定すれば)「足切り」をされる立場だからこそ、周囲との軋轢を生まないように何ができるかを考えねばなりません。