ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

産休

私と同じ作業チームで1年上の先輩が、明日より産休に入ることになりました。代替の人員は既に補充されており引き続きも済まされてはおりますが、産休という形での離脱には色々と思う所も。

 

その先輩はやや自責的で社畜根性な感じが窺えるも、意見出しが積極的で関係各所とのやり取りで取りまとめ役を担うことも多く、八面六臂。1年後に入った私としては「+1年でここまでやれなきゃダメなの!?」と素直に驚いたものです。追い付ける気がしない。ご本人は控えめながらも要となっていた方だなと思います。

抜けた後の穴は残された我々で埋めねばならないので置いといて……。

 

妊娠と出産。私は「あの家庭」に育った以上、何であれ子を作るつもりはありません。ですが、その臓器と機能を持っていないことがどうしても辛く感じられることってやっぱりあるんです。これは「そうでない」方の臓器と機能を備えていることへの不快感や引け目、ひいては罪悪感と表裏一体の話。

実は先月末に別チームの後輩も産休に入っているし、周りに子持ちが多い部署なので、この2ヶ月弱はひっそりと抉られていたりしました。幾らメスを入れようと真にメスにはなれないという絶望と悲哀。これは私が死ぬまで抱えていくものなんだなと思っています。