ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

あり得ない番号帯

昨日は新居から行き易いスーパー銭湯を開拓して来ました。仕事が忙しくなってきて机に齧り付く時間も増えたので、割と背中がバキバキになってきまして。で、色々探していたら最寄り駅から1駅の所にちょっと高級感のあるスーパー銭湯を発見。奇しくも私が行っている泌尿器科が程近い。駅直結で濡れずに済むのも好印象でした。

 

で、到着したら『男性のお客様はこちらに名前を書いてお待ちください』との貼り紙が。どうやら入場制限をしているらしい。緊急事態()だものね。名前を書いて15分程すると呼ばれたので、靴を脱いで受付へ。入館手続きをしたら渡されたのはオレンジの鍵。「あれ?」と思いましたが、私にとっては初めての場所。男女一律ロッカーキーはオレンジというだけかも知れません。ということで取り敢えず男湯の脱衣場に向かいました。

すると、私の番号が……というよりそもそも番号帯からして無い。男湯のロッカーは500番台から。私が受け取ったのは100番台。あぁ、ここでも"誤認"ですか。すぐさま受付に戻り、「あのー、ロッカーが500番からしか無かったんですが……」と鍵を見せて伝える。*1受付の方は「大変失礼致しました。こちらをお使いください」とだけ言って、800番台の青い鍵を代わりにくれました。これで私は事なきを得て、ゆっくりお風呂を味わえたというわけです。

……にしても、Tシャツ1枚とデニムっていうどシンプルな服装で、受付では入館手続きの際に言葉も交わしておいて、それで間違えるってどういうことですか。マスクはしていた。でも目つきと体格はどうやっても誤魔化せない筈なんだ。防犯対策を考えると、もうちょっと「見る目」を養った方が良いと思いましたね。私みたいに律儀に返す人ばかりでもあるまい。浴場に入ってしまえば私の雄々しく逞しい肢体も大して目立たず逆埋没。私と同じくらい毛深い人もいれば、私より巨乳だったり色黒だったりする人までいて、世界の広さを感じます。私に向く視線や声も無い。これが、一度はMtFとしてGID治療を受けた私が完全に男性の集団で溶け込める証拠です。だいたいホルモン治療を数年やっていれば多少の外見変化はあるようです。それが無い、或いはあったとしてもなお強い元々の男らしい特徴が、支障無く男湯を使い続けることを可能にしているのです。とてもレアなケースでしょうが、そのおかげで公衆浴場を支障無く使えていると思うと悪い気はしませんね。

 

肝心のお風呂の中ですが、タイル張りの塩サウナがとても気持ち良かったです。ものすごい湿度なのですが、アロマも手伝ってそこそこ長居できます。それよりも通常のサウナがあり得ない程きつかった!そもそもの温度が非常に高く、5分で音を上げてしまいましたよ……。色んな所のサウナに入りましたが、あれを耐えられるのは相当な猛者ですね。休息スペースもリラクゼーションありミストありで良い感じ。惜しむらくは、露天風呂が無いこと。それを思うと、旧居時代に通っていた所の充実具合が窺えます。自転車を買えたらまたあっちにも行きたいな。

*1:20代と思しき男性でした。学生バイトだろうか。