ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

狙われていた?

仕事はピークこそ超えましたがまだまだ下山中。少しだけ残業をして帰り支度をしていると、給湯室で久々に"例の保健師さん"と鉢合わせしました。それでちょっとばかし雑談をして。あちらは患者さんと常日頃から接する立場でワクチン接種を既に終えていたこともあり、副反応の話題が中心でした。2回目より1回目の方がしんどかったって、そういうパターンもあるんですね……。

 

って、言いたいことはそういうんじゃなくて。"例の保健師さん"も私と同じく残業をされていたんですが、私がまだ作業中にあちらの席をチラ見した限りでは、既に帰り支度が済んでいたようなんです。業務用か私物かわかりませんがスマホを操作していて、鞄も机上に置いているくらい。で、私が席を立ってマグカップを洗いに行った絶妙なタイミングであちらもタンブラーを洗いに来たんですよね。

これは考え過ぎかも知れませんが、私が帰り際に鉢合わせして話せればと常々思っていたように、向こう側も私が帰るタイミングが近いと判断し狙っていたのでは?『元気?』とどんな話題にも展開していける言葉から会話を始めたことも何だか引っかかります。そこから他愛ない話題に持って行くのではなく、寧ろ「何か私のことで気になることでもおありですか」とか「元気そうに見えませんでしたか」くらいの返しをしても良かったのかな。

 

結局したのは単なる雑談に過ぎなかったけれど、安心した気分で話せる人は弊社では貴重で。"私の事情"を話して重荷を負わせてしまう罪悪感はあれど、それをするならやはりこの方が候補筆頭だなと改めて思いました。

言ってしまえば会話を振り返って勝手に一人反省会をしているだけなんだけれど、この"例の保健師さん"に私が「男を辞めたい」と切り出すシチュエーションを想像するだけで泣きそうになっている自分がいるんですよね……。空想だけで目頭が熱くなり喉がぐぐぐっと詰まってしまうあたり、ちょっと色々やばい気が。