ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

新・職場とセクシュアリティ #4

昨夜はオンライン勉強会。先月より人数も増え、話し合いという様相がより出てまいりました。

 

今回は、映画「カランコエの花」を彷彿とさせるような噂話の事例。『LGBT疑惑』とか『同性愛者探し』とか、私も学生時代にその手の噂の対象になったことがありますが、やっていて楽しいんですかね。まぁ楽しいんですけど。自分に飛び火しない状況で人をオモチャにするってのは。わかってしまうのが恥ずかしいけれど、事実なので改めて反省をば。

で、こういう噂が挙がっても、当の本人が性的マイノリティであるかどうかは*1本人が言わない限りわからないわけで。パワハラ防止法に於いてもハラスメント被害者のセクシュアリティは問うておらず、あくまで加害側が差別や中傷に当たる言動を行ったことを問うように設計されているとのことです。この防止法、次年度からはいよいよ中小企業も措置が義務化されます。しかし罰則は無し。安全配慮義務違反・職場環境配慮義務違反を指摘された際に、『パワハラ防止法の義務も不履行ですよね』と突っ込まれることはあるようですが。

 

とは言っても、セクハラに至っても事業主が措置義務違反に対する是正勧告に応じない場合に、企業名公表されている所は僅少。況やパワハラ防止法……とあまり期待はできない気がしています。*2人権意識の薄い中小企業のいち職員として、弊社は何の措置も始めないに賭けようかと思います。不本意ですが。

*1:トランスの場合は「どちら」であっても一部外見からほぼ確実な推測をされてしまうことは勿論あります。「歩くカミングアウト」状態というやつ。

*2:使用者が意図的に攻撃し軽んじているというよりは、そもそも「普通」で「健常」な「日本人」しかいないと思っていて、人権やらD&Iやら全く思い至らないというタイプの薄さ。