ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

不正アクセス

クラウドファンディングプロジェクト「#TERFと呼ばれる私達」にまたも大きな動きがあったようです。発起人さんのアカウント乗っ取りを目論む何者かがメールアドレスに不正アクセスを繰り返しているのだとか。勝手にパスワード変更をしようとしたり、出会い系サイトに登録しようとしたり……深夜にもかかわらず、登録内容変更のみならず、メールアカウントを削除する程に追い込まれている様子。私が気付いたのは3:50頃でしたが、日付変更直前からほぼ寝ていないのでは。

 

この書籍の出版に反対する立場の人が多いのはわかりますが、不正アクセスは流石にやり過ぎではありませんか。日中に警察に相談に行ったところ、名誉毀損で提訴すると脅されたそうなので、発起人さんに近い立場の論客が自作自演でわざわざやっているとも考えがたい。出版反対の立場の方々は今まで当事者の人権を守れ差別反対だとさんざん正義面しておいて、不正アクセス爆撃や脅迫といった行為に走るなんて。同じ土俵で戦おうとしないだけでも卑怯ですが、こればかりは犯罪集団同然と見なされても仕方無いと私は感じます。

 

夕方には更に続報が。発起人さんからREADYFOR社へ、『社員の安全を確保する為のプロジェクト中止』であれば中止を了承する旨を申し入れたとのこと。出版反対の人々が犯罪を厭わぬ態度であれば会社の住所を公開しているREADYFOR社員の方が危ない、との判断からのよう。私としてはできるなら中止してほしくはありませんが、被害が発起人さんだけでなく更に拡大する可能性があるのであれば、やむを得ないのかも知れません。そもそもが公共空間の防犯を議論する為の書籍なわけですから、立脚点からしても妥当な選択と思えます。

中止になるか続行になるか、はたまた別媒体に移ることになるか。当初の目標金額であれば私財を投じると宣言している当事者さんもおられるくらいです。本日時点ではどうなるかまだわかりませんが、行く末はしかと見届けさせて頂こうかと。出版物が片方の立場にだけ偏るというのは、この時代のトランスジェンダーを巡る議論の記録として妥当性を欠くことにもなるでしょうから。