ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

新・職場とセクシュアリティ #19

週の間に1日の休みの日。先月は風邪を引いてしまい参加できなかった職セク勉強会に参加してきました。もう2月も終わろうとしているのに「明けましておめでとうございます」と言うことになろうとは。ま、まぁ、実際今年は初めてお会いするしいつもお世話になっている方々だし、ね……?

 

今回の事例は自身と関わりも深い健康診断や医療機関受診に際してトランスジェンダーが直面する問題について。婦人科検診はFtでもMtでも(ホルモン投与を受けている一部NBも)関わってくる事柄。当人の状況に応じて、必要な時に必要な検査を受診できるのは大切な権利だと私は思います。というか、それが本来は当たり前? 

健康診断は受け方によって同じ職場の人がいる場合/不特定多数の患者さんがいる場合と変わってきますが、*1トランスであると明かしている範囲が狭いほど、アウティングの危険とも隣り合わせなはず。事前の相談や根回しで、他の患者さんと同じように何事も無く受けられるような体制の整備、必要とは思いますがどのくらいかかるのでしょうか……。

 

私の場合はカミングアウトして受け入れOKな乳腺外科があったり、他の医療機関でも見た目と戸籍のギャップが(幸か不幸か)まだ無かったりするのでそこまでの支障を感じてはいません。現状では。でも、そうとは限らない人の方が多いでしょうからね……。もし自分のジェンダーアイデンティティと外見がバイナリであったら、こうも病院ジャンキーにはなれていなかったろうなと想像します。何にせよ、乳腺外科のケースの通り、*2先に事情は話しておくのが安全ですね。

*1:必然的にそれができる程の外見や所作といった"説得力"を持ち合わせているということでもあり、私個人としてはとても羨ましいです。

*2:話したのに診察券に『F』と印字されて出てきたことからも、医療機関にとって我々が如何にレアケースであるのかが窺えます。