賃貸契約当日だったということで、スーツ姿でのジェンダー外来定期通院。「引っ越しをすることにして、いよいよ契約で」と話したら、私の服装に納得したような面持ちの主治医から『良い物件が見つかったんですね』と労いの言葉を掛けられて緊張が和らぎました。一昨年ほどは髪を伸ばしていないし、当時のゴタゴタを思って男性として標準的なスーツ姿にしたので、通院後に行った管理会社での手続きは特に引っ掛かることも無く終了しました。自分の内心はともかく、"標準的"な出で立ちであることがもたらす信用って凄く大きいものがあるんだなと実感します。
これ以外に外見に関することだと、先月末の散髪後に「開き直って」髪を隠さず出勤していることを伝えました。今のところ断髪勧告は受けていないものの、いつ誰から何を言われるかわからないので常に周囲を窺って自分で勝手に駆け引きをしている状況。そんな話をしていると……主治医、表情、緩んでいません……？まぁ「隠さなくなった」のはこれまでと比べたら前進ではあるってことで。
体調については、ここ最近続いている膝裏の痛みについて少し質問など。今まで血液検査ではDダイマーがずっと低値だったわけですが、それでも血栓ができることはあるのか……と。主治医によると、検査はどうしてもその瞬間の値なので、検査を受けていない期間にDダイマーが上がっていて血栓ができる可能性はゼロではないとのこと。オーバーストレッチに伴う痛みだろうとは思うのですが、ホルモン投与を受けている以上は血栓……というか下肢静脈瘤の可能性を消しておきたかった。腰痛で整形外科にかかってリハビリにてストレッチ指導を受けているという経緯を話すと、血栓の可能性は低いと思うと主治医。『しかし』と直後に釘を刺されましたが、整形外科や循環器内科にて相談はしておこうと思います。そこで何も訊かないと可能性は残ったままですからね。
