ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

違憲状態

11月30日ということで、気になっておりました同性婚訴訟の東京地裁判決。一足飛びにはいかないまでも、次に繋がる内容ではあったと感じます。仕事中に来た端末の通知で知りましたが、夕方を鬱屈した気分で過ごさずに済みました。報道発表は以下リンクより。

www.tokyo-np.co.jp

棄却ではあってもその中身が重要、というのは原告の一人でもある小野春氏が先月の市民講座で仰っていたので、どんな中身になるのだろうと私も不安でした。結論こそ合憲なれど、『法制度が存在しないことは、同性カップルの人格的生存に対する重大な脅威・障害であり、個人の尊厳に照らして合理的な理由があるとはいえない』として、『違憲状態』との見解が示されました。無学ゆえ、合憲ではあるが違憲状態ということへの厳密な理解が覚束ない所があり申し訳無いのですが、少なくともそう解釈でき得るという認識で良いのでしょうか。後学の為、有識者がおられましたらこっそり教えて頂けると嬉しいです。今後の判決でも同様の見解が示されるかも知れないので。

 

司法は(今回の東京地裁では)合憲だが違憲状態との判断を下しました。行政のパートナーシップ制度は広がってきているものの、立法として整っていれば必要でなかったはずの制度。一つひとつを積み上げて、立法府という巨大な山が動く日が生きている間に見られると良いです。本当に。

判決を受けたマリフォー代表声明はこちらから。

www.marriageforall.jp