ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ホグワーツ・レガシー

昨日、PS5等で発売されたゲーム「ホグワーツ・レガシー」。発売前から話題沸騰の作品で、私が動画サイトでよく観る配信者さん達もこぞって始めている様子。その配信者さん達が所属する事務所は割とコンプライアンス教育に力を入れている印象が強いのですが、それでも日々の配信業の中で以下リンクのような議論は*1追いきれておらず純粋に楽しんでいるだけのように見えます。

jp.ign.com

名前を言ってはいけないあの原作者の持つ思想が故に、いつも観ている方々であっても私はなかなか実況配信を観る気にはなれないのです。『お前もそっち側じゃねぇか』と言われたら何も言えませんが……。まぁ今作にはどうやらトランスのキャラが登場するそうですが、「そんなこと」だけでホイホイお金を落とすと思うてか。多様なキャラクターを登場させようと意識的に取り組んできた開発者チームには悪いけれど。例のあの人は今作には関わっていない(公式サイトFAQより)とは言え、その土台ではあるのだから。

Q: What is J.K. Rowling’s involvement with the game? Is this a new story from J.K. Rowling?
A: J.K. Rowling was not involved in the creation of the game, but as creator of the wizarding world and one of the world’s greatest storytellers, her extraordinary body of writing is the foundation of all projects in the Wizarding World. This is not a new story from J.K. Rowling, however we have collaborated closely with her team on all aspects of the game to ensure it remains in line with the magical experiences fans expect.

言っておくと、私はウィザーディングワールドの世界観もストーリーも好きでした。中学時代に1作目に触れて以降、原作(日本語訳版)も映画も7作目までは読了・視聴済。魅力的なシリーズだったからこそ、もうこれらが楽しめないのは実に残念なんですよ。自身のアイデンティティを自覚し、同じく括られる人達を巡る論調を知った今は。

 

いやまぁこんなことどの口が……なんですがね。でも、自分自身も持つ属性について、親和的な態度と非寛容な態度をその時々によって行き来するのをそろそろやめたいとは思っています。

*1:裏では追っていて表で触れていないだけなのかもしれませんが。