ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

1997年4月1日

から、約四半世紀にわたって楽しませていただいたコンテンツが、一つの大きな区切りを迎えた今日この日。人がやることって何でもそうだと思うけれど、始めるのが大変で続けるのも大変で、でも綺麗な形で終わらせるというのはずっとずっと大変なはず。当該コンテンツはまだまだ『続くったら続く』ので、終活と言うと語弊があるかもしれませんが、子供の頃の思い出をピュアなまま納得のいく形で私の心に残してくれた制作陣には感謝しかありません。今日という日に立ち会って、喪失感がありつつも同じ位満たされた感覚で以て涙を流せている自分がいるんですよね。眉毛はハの字になるのにどこか温かくて、良い泣き方ができたなと勝手に思っています。

 

自分の属性に紐付けた見方を敢えてしてみると、作品の中でのクィア表象こそほぼ皆無だったものの、「男の子向け」「女の子向け」という色も少なく老若男女に広く親しまれてきたコンテンツだからこそ、私は四半世紀もの間で一貫して好きと言い続けられたように感じます(ただ、流石にそこから派生したぬいぐるみ好きに関しては言うのが憚られる時期はありましたが……)。

赤いほっぺに黄色のシャツでギザギザ模様のベストフレンドに、精一杯のありがとうとお疲れ様を捧げて、今夜は気持ち良く眠りたいと思います。