楽器屋の初売りは目ぼしい物が無さそうなので結局見送って、今日は1日隣駅のカフェで楽団関連の作業をしていました。おかげで進捗は9割6〜7分といったところ。もうすぐ納品できるぞー。
それはそれとして、今日は普段以上に街中でしんどい気持ちが溢れてきました。まだ休みの人が多いのか駅前はとても混んでいたのですが、私と年齢や身長が近い純女さんを見かける度に自分と比較して気分が沈んでしまうのです。生まれの身体が違うからそりゃ諸々違って当たり前なんですが、それでも自分がパスには程遠いという事実を突きつけられる訳ですからまぁきついったらない。
いくら私が移行初期とは言え、障壁山積みだと「何でああいう風に生まれなかったんだろう」という思いが頭を支配してしまっていけません。ちなみに私の考える障壁が以下↓
- 176cmという長身
- 面長というかそも頭のサイズが大きい
- 出っ張った眉骨と頬骨
- 地黒な顔
- 未だ完遂せぬ脱毛
- 肩幅の広さ
- まな板
- 薄いお尻
- ボールとポール
- 27.5〜28cmと大きな足
- 低い地声と楽器不可なので発声練習ができない自宅
- 性別役割分業が根強くカムの困難な職場ゆえ、伸ばせずにいる髪
- LBGTQに偏見があり且つ彼らが望む以外の生き方を認めぬ原家族から、執拗に結婚を求められている
…列挙して余計にしんどくなった気が。今年は大変なことが多くなるだろうなと予想はしていましたが、ちょっと障壁多くないですかね。このままだと正月早々どんよりし続けて社会復帰できなさそうなので、移行において助けになりそうなことも挙げてみようと思います。
- 長身と顔の彫りは良く捉えれば日本人離れしているとも言える
- 私でも入る大きなサイズの衣服がある(トップスはL〜XL、ボトムスはL)
- 靴はユニセックスなスニーカーやブーツなら履ける
- 声は低くてもガラガラはしておらずエッジが少ない
- 喉仏が出っ張っておらず外からはほぼわからない
- どうやら手は綺麗な方らしい
- 誤魔化す必要はあるが、お堅い職場の割には髪を伸ばせており未だ訓戒は無い
- 髪は手入れの甲斐あってそれなりにサラサラらしい
- 私服に関してはメンズを処分した
- ごく僅かだけどパスしたことがある(広島のラーメン屋での『お姉さんも東京から来たの?』や、都内繁華街で女性向けのポケットティッシュを配られた)
- 改名は読み方変更の手続きさえできれば完了する(不自然な読みではないと主治医のお墨付きも得ている)
- ジェンクリの通院を始めており、経皮ではあるがホルモンを投与している
- 趣味のコミュニティでは、幸いにも自身のセクシュアリティを気にせず振る舞える
- 交流会や勉強会を通じて多くの仲間(或いは戦友?)と出会えた
…一つひとつは小さなことだけど、望み/Zeroではないことが可視化された感じ。めげそうな時には悪いことばかりじゃないと思い出して踏ん張ろうと思います。「ああいう風に生まれたかった」気持ちが消える訳ではないけれど。
さて、明日はAceクラスタのパンケーキ会🥞お初にお目にかかる方ばかりで緊張するけど、楽しみです。