購読しているブロガーさんがデザインされたステッカーに惹かれ、購入させて頂きました。ブログの内容自体にも共感することが多く、調べていたらデザインもなさっていることを知り、まさにcis-temと闘っていることへの共感も相俟って買うに至った次第。こんな感じのやつ。なおルークヘインズはミリしら。
not "system" but "cis-tem."
身の回りが、世の中が、シスジェンダー中心に回っていることへのせめてもの抵抗なんてことをやってみますか。いや、「中心」というよりは「前提」と言った方が私の実感には近いかも。暗黙の内にシスジェンダーヘテロセクシュアル「であることとして」話が進んだり処遇が決まったりする。「そうでない」可能性は省みられず、訴えたところで信用されない。私の場合は"説得力"が無いからなおのこと。そんな具合で日々スリップダメージを受けていたりするのです。男に押し込められたくもなく、かと言って女へと振り切れもせず。"フツー"ならどれだけ楽かとの思いは、時に転向療法に縋りたくなる気持ちすら起こします。
ただ、別に男女の枠組みなりその性別としての扱いなりを破壊したいわけではなくて。選択肢が増えてほしい、可能性の一つとしてあなたの頭の片隅に置かせてほしいだけなんですよね。過ぎた要求ではあるけれど。「前提」100ではなく、例えば95でも80でもいいので、減った残りの所で少しでも私達のような存在が入り込めるようになればと希います。そんなささやかなsmashでも、持ち歩くだけで心持ちは変わるもの。音楽機材のケースに貼ったので、これで街へスタジオへと繰り出そうではないか。
FoxTheQueer様、この度は素敵な作品をありがとうございました。
