ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

老いゆくもの

ずっと続くと思っていても、そうではないのだと気付かされる時があります。決定的な事実を突き付けられるとなおのこと。そんな出来事がありました。

 

一つは老木の伐採。通勤途上と母校通学途上、それぞれにある木が数日かけて伐採されていました。切られるさまを見ていると、大きく存在感を放っていたものでも「その時」が来るとあっけなく切られてしまうのだなとしみじみ。世間知らずなもので存じませんでしたが、伐採って根元から倒すのではなく上の枝から少しずつ切っていくのですね。徐々に進められたおかげで、振り返る時間も持てるというもの。

もう一つは実父の誕生日。いよいよ70代後半と呼べる年代に差し掛かり、実母からの写真を見ると皺が刻まれ「老人」の顔に。死んだ祖父母が同じ位の年齢だった時を思い出してみてもだいぶ若々しくはあるのだけれど、それでもやはり年老いたとはっきり感じられる顔つきでした。だからって実家に行きはしなかったのですが、「その時」が来るまでにこちらがどのくらい歩み寄るべきか、先送り癖も時間制限が迫っているように思えます。

 

かくいう私も不老不死なわけが無く、そろそろアラフォーに差し掛かる身。自分と身の周りの両方に、年代相応の課題が迫ってきている……ということなのでしょうか。