ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

クラウドファンディング

なるものに、初めて協力させて頂きました。既にトランス界隈では大きく話題になっているこちらの商品。

camp-fire.jp

 

2ヶ月遅れのセルフサンタ🎅

かねてより気になっていたブツですが、開発者のblurorange様よりご案内を頂いたことで決心がつきました。骨盤の狭さとお尻の小ささがコンプレックスの私。街中で純女さんの後姿を見る度に羨ましいし自分が惨めになる下半身。純女さんからしたら大きいとコンプレックスかも知れませんが、私からしたら喉から手が出るほど欲しいもの。この「魔法のパニート」でせめて見た目だけでもそれに近付けることができたら、パス度もそうですが自身のQOLがだいぶ向上しそうです。

本当なら生身の身体で得たいものだけれど、骨盤を広くするなんて現代では実現不可能。お尻はホルモン注射を始められれば多少は変わるかも知れない。あとはコルセットでのくびれ作りで相対的に大きく見せるか。欲がどんどん出てくる。

 

こちらはスカートスタイルに合わせて使うものですが、パンツスタイルでも使えるようなものが出てきても面白いなと思います。ヒップパッドは最近注文したのですが、あれは骨盤の横幅までは広くできませんから。B面にならざるを得ないシチュエーションでも、敢えてのパンツスタイルという時でも使えるものがあれば、より幅広くオシャレを楽しめる気がします。

blurorange、これからも応援していきたいブランドの一つですね。

クリスマス

になると、いつも教会⛪️のことを思い出します。高1〜M2まで8年間通い続けた教会。

 

きっかけは高校の夏休みの宿題。ミッション系だったので、教会の礼拝に参列してレポートを書くという課題があったのです。配られた教会ラストから近隣の教会を探していたところ、実母が勧めてきたのが当該のO教会でした。曰く、近隣を通った際に目に付いて良さそうだったからと。私も絞り込みの途中だったこともあり、言われるがままにそこに行くことに決めた訳です。

初めて参列した際は、今まで身の周りで存在を認知していなかったクリスチャンの方々が老若問わずこんなにいるのかと驚いたものです。クリスチャンホームを除く多くの生徒が単発の参列で終わる中、私は珍しく教会に通い続けました。今思えば、高校に進学し表面的には”普通”に見えつつも皆と違う過去がある負い目?劣等感?から、礼拝で語られる牧師の説教に何らかの救いを求めていたのかも知れません。「ミッション系に入った以上は入信した方がいいのでは」という考えもありました。救い目的とステータス目的が半々位で。当時は通う動機すら言語化できなかった。

 

教会の方々からは「無口で真面目、音楽に力を入れる学生さん」という認識。教会学校での英語聖書輪読、クリスマスやイースターの祝会での演奏、青年会でのパーティー運営や聖歌隊での賛美歌奉仕等、礼拝以外にも色々な面でコミットしてきましたが、全てが自らの意思だったかというと疑問符が。教会の方々の勧め、実母の期待、自分の断れなさ…色んな要因が絡んで結果得た教会での立ち位置でした。

 

大学に進学以降も通い続けていると、牧師や教会学校スタッフから振られるのは洗礼に関する話題。新しく通い始めた別の学生さんがスピード受洗したことも影響していました。当時の私は「実父が浄土真宗の信徒なので、お墓をどうするか等の問題もありまだ考えられない」と返答していました。それもそうなのですが、聖書の内容や牧師の説教に共感する部分こそあれど、自分中心に考えがちな私は、本丸の「キリストを信じる、信じて生きていく」という部分がどうしてもイメージできなかったのです。聖餐式の度に牧師が語る『神は全ての人を招いてくださいます。ですからどうか、主を受け入れるご準備をなさいますことを、おすすめを致します』との文言も、初期こそ「何故自分は信じられないのか」と嘆きながら聴いていましたが、次第に「私には受け入れられない」との諦観に変わっていったように振り返って思います。

 

神ではなく自分を中心とする考え方から逃れられなかったことが結局は一番影響していますが、それでもなお(時に惰性で)通い続けたのは、原家族の影響が大きかったです。「一度関係を築いたコミュニティを離れる」、言ってしまえば「人間関係を切る」ことに対してはとても強い拒否反応を示す人でしたから。「人間関係はずっと継続すべきもので、関係が切れるのはお前がコミュニケーションを取らないからだ」という考え方の持ち主。原家族は進学の度にそれまでの級友と疎遠になっていく私を見ては、何度もこの考えに基づいて私を糾弾したものです。

※なお、実母がO教会を訪れたことは一度も無い

 

そんな中、長く教会を離れざるを得ない出来事がありました。M2の夏、紀要論文の査読翌日に行った礼拝。その帰りに自転車事故を起こしてしまったのです。左膝の肉が骨が見える程大きく抉れ、未だ消えぬ傷痕(物理)を残す大怪我でした。骨折しなかったこと、運動機能に後遺症が残らなかったことが救いでしたが、しばらく移動も不自由になり、私や原家族の考え云々を抜きに教会どころではなくなりました。

事故での怪我によりしばらく通えなくなる旨は勿論教会に連絡しましたが、結果的にはその日を最後にフェードアウトする形となりました。怪我から回復した頃にはちょうど修士論文で忙しくなり、次年度には就職もしたので最終的には原家族も教会の話題を出さなくなりました。しかし卒業するまでは、日曜になる度にまた通わないのかと頻りに言われたものです。勿論上述の人間関係が途切れることへの糾弾もセットで。卒後1年半くらいは、教会学校で一番お世話になった方から折に触れてお手紙を頂いていましたが、私の方から考えの変化により教会を離れることにした旨の手紙を出して以降、音沙汰はありません。

 

その結果、今の私は積極的無宗教ないし無神論という状態。洗礼は受けずじまいだったので、棄教には当たらない筈。クリスマスは巷にもクリスマスソングが溢れます。その多くは賛美歌由来というのもあり、イースター等その他のキリスト教行事よりも強く教会のことを思い出すのです。

もうO教会ではイブのキャンドルサービスが始まっている時間。礼拝と祝会の後、私がいた頃は駅前に繰り出して賛美歌を歌いましたが、まだやっているのでしょうか。自ら切った縁ですが、再びの参列が許されて6年振りにキリスト教に触れることがあったら私は何を思うのか。そんな物思いに耽りながら、ひとりきりのクリスマスイブ🎄

じょしかい にかいめ

大切な友人との恒例のお食事。今月はクリスマス🎄のイブイブに設定して、お昼からランチ&ショッピングと洒落込みました。

 

キャラクターショップで2人してハンカチを購入し、隣の服屋で念願のざっくりニットが大安売りされていたのでそちらもお持ち帰り。これからどんどん使っていくのだ。

f:id:julia88h:20181223224942j:image

 

ランチの後もお話しながら服を見て回りましたが、フォーマルスタイルでかなり良さげなものがありました。場所も覚えたし、サイズさえ合えば本当に買いたい。

f:id:julia88h:20181223230145j:image

 

そして気付けば夜。クリスマス前なのをいいことに、美味しいケーキ🍰に舌鼓。

f:id:julia88h:20181223230248j:image

 

10時間以上一緒にいましたが、それでも時間が経つのは早いなと感じます。深い所まで話し合えるって今までの私には殆ど無かったことなので本当に嬉しい。向こうにも抱えているものはあれど、それを思わせない立ち姿、そして主張の力強さには尊敬です。2018年に出会えて良かった人、堂々の優勝🏆

クリスマスだからとサプライズでプレゼントまで貰ってしまい、そこまで思い至れなかった自分を悔いつつもありがたく頂戴しました。物も嬉しいけど、それ以上のことを今年はたくさん貰ったよ!ありがとう!また来年もよろしくね💕良いお年を〜〜〜

f:id:julia88h:20181223231006j:image

福利厚生

昨日の「職セク」やその後の食事会で色々考えたことについて。

 

LGBTQの職場での過ごしやすさというと、ハラスメントとかカミングアウトと配慮とかがクローズアップされがちですが、福利厚生の制度についても重要な位置を占めていると思うのです。冠婚葬祭の際の補助然り、社員旅行等の行事然り、それに対する職員の負担然り。この辺の制度設計で「どんな人達が対象と想定されているか」って、その企業の多様性受け入れのバロメータになるのではないでしょうか。

 

私の職場の例で恐縮ですが、職場内で委員会のような形で「親睦会」組織が存在しています。正規雇用の職員は必ず=強制加入で、会費は毎月の給与から天引き。結婚や身内の不幸に際しては慶弔金の支給あり。親睦会主催の行事としては、夏に暑気払い・冬に社員旅行が行われます。会の運営は各課の職員で毎年ローテーション=2~3年に一度は必ず運営にならなければならず、入職年次で割り当てられるので本人の希望は考慮されない

私自身が親睦会に肯定的な立場ではないのでネガティブな書き方になってしまいましたが、だいたいこんな感じ。似たような組織が多くの(特に日本の)企業には存在するのではないでしょうか。因みに社員旅行は12/3に書いたアレ。

julia88h.hatenablog.com

 

具体的にどんな点から肯定的ではない立場をとっているかと言うと…

  • 慶事のお祝いが異性間の婚姻・出産に限定されており、近隣自治体で導入が進められている同性パートナーシップは含まれない(少なくとも想定されていない書かれ方をしている)。
  • 暑気払いで新人挨拶がある等、任意参加の体を取りながらも強制力がある。
  • 私自身は仕事とプライベートは分けたい考えの持ち主なので、そもそも仕事時間外でも気を使うくらいなら自分の時間を過ごしたい。
  • 宿泊や入浴を伴う旅行は、いくら未カム・移行初期とは言え抵抗感が強い。
  • にもかかわらず加入(と数年ペースで運営)強制な上に給与天引きなので、身内の不幸でも無い限りは制度の恩恵を受けられない。それも無ければ事実上の罰金みたいなもの。

…といった辺りでしょうか。トランスジェンダー&アセクシュアルの私の視点で述べましたが、慶事に関しては同性愛でも同様に恩恵は受けられず旨味はあまり無いように感じます。まぁ慶弔は人生でそう何度もある訳ではありませんし私の場合はそもそもありませんが、やはり「想定されていない」ことの疎外感はあります。「時代の割には対象範囲が狭い」と言い換えた方が良いかもしれませんね。運営体制についても強制が多くて昭和臭が漂う…運営に入れられて旅行も強制されたらたまったものではない。正直、任意加入にしてほしいと思っています。

 

セクシュアリティに限らず、職場の人間関係についても時代の変化や本人の思想信条により一括りにはできなくなってきている(そう見なされつつある)のですから、本人がメリットを感じていないことに対してお金を取られ続けるのってぶっちゃけ無駄じゃないですかね。つい先日まで楽団を休団しなかった私が言うのもなんですが。親睦会への不満も職場に言った訳ではありませんし…。

慶弔に関しては「親睦会として」ではなく「職場として」取り決めをしてもいいでしょうし、宴会や旅行はやりたい人達で勝手にやればよろしい。事実上の公式行事になってしまっているので、得をする人もいれば損をする人も勿論いる。職場の制度って、なるべく損をしないように設計されるのが理想だと思います。別に今得をしている人達を引きずり降ろそうなんてつもりは毛頭無くて、現状の制度で不利益を被っている/メリットを感じていない、言わばマイナスの状態をせめてゼロにはしたいというだけなんです。プラスまで行ければ尚良し。

 

…なんだかセクシュアリティと個人の信条がごっちゃになった意見を書き殴ってしまいました。でもどちらも多様性という観点から大事なことだと私は思います。下手に歴史のある中小だとやっぱりこの辺り時流に乗り遅れるのかなぁ。昭和が終わり、平成が終わり、新しい時代が来ても昭和のままっていうのは避けたいものです。

職場とセクシュアリティ #3

に今月も参加してきました。年内最後の池袋。今回は新規の方が多めでしたが、相変わらず(?)のたぶん最年少。臆せず話せるようになってきたのは慣れ故か。

 

今回は休職にまつわるケーススタディ性別適合手術に際して休職制度を使えるのか、人事の判断や如何に!?的なお話。理解のある職場という設定でしたが、GIDやSRSは休職事由の傷病・治療として定義されているかは争点になるかなという感じでした。他には、人事の公平性やカミングアウト状況の共有・浸透度合いとかも。直属の上司は理解していても、職場の風土がダイバーシティ推進に寄っていないと厳しくないか云々。

 

私事として考えてみると、「その時」に有給休暇をオーバーして欠勤になってしまうのは避けたいからなるべく温存しています(現職でその時を迎えられるとは限らない)。ただ、術後のダウンタイムの長さを考えると休職制度が使えればベストですよねぇ。それに、有給休暇はその他使わざるを得ない状況もあるから厄介だし。早速来月ジェンクリ通院で半休使ってしまう。

来年の目標としている睾丸摘出が、私の中では第一の「使い所」。お盆休み+1〜2日で取れればいいな。

 

恒例の食事会でも話は尽きず、結局最後まで居てしまいました。帰宅は日付が変わるし明日は仕事だというのに。でも、ここでの関係は他では得難いものですし、参加者間で同じような悩みをシェアできるのでとても貴重な場だと思っています。また来年も宜しくお願い致します。

 

f:id:julia88h:20181221231056j:image

会も少しクリスマスっぽく。

4ヶ月経ちました

ですって。このブログを始めてから。時間ってあっという間ですね。もうすぐ2018年も終わるし。

 

今年の振り返りは別途記事にしますが、よくもまぁ続いているなと思います。本来ならこんなブログは無い方がいいし、あっても更新が途切れた方がいいんですよ。書き続けるということは、それだけ私の中に性別や既存の規範・価値観への違和感があるということなので。それらを感じずに済む…までいかなくても、少なくとも物申したいと思わない程度には折り合いを付けて生きることができれば、それがこのブログの、そして私のゴールだと考えています。

 

顔や身分を明らかにしている活動家の皆様のような大々的な発信やイベント運営はできませんが、このブログとtwitterで細々と私の考えは書き残していこうと思います。さて、あと何日継続することやら。

オフ会運営とか、したくない訳じゃないんですけどね。例えば未トランスないしトランス初期の方々の交流会とかやれたらなと思いますが、私がそれだけのスペックを持ち合わせていないだけの話。

 

余談ですが今日は職場でセキュリティに関する勉強会。理解度チェックで満点取れたので気分良く帰れています。前の業界での経験が活きたかも。

フォーマル

な装いをする機会があって、ちょっと迷ってます。来月に大学の管弦楽部の同期2人の結婚式があり、友達が少ないことに定評のある私も何の因果か招待されていまして。その可否を今日明日中にも2人に伝える必要があるんですね。

 

日程の都合はつきます。会場も近い。2人とは今も同じオーケストラで演奏していて、私の風貌が変わったからと言って排斥するような人達でもありません。参列する面々も管弦楽部のメンバーが多いでしょうから、直接カムしてはいなくても大きな問題は起きにくいと見込まれます。

 

なら迷いは何処にあるかというと、「私がどんな服装にするか」に尽きます。完全に私の個人的な問題。9月に新調したオーダースーツでもいいのですが、あくまでメンズの範囲内で中性的/レディースライクな意匠を取り入れたもの。ならドレスやワンピースかというと、髪をはじめ外見がまだまだ”寄せられて”いないので悪目立ちすること必至。まぁそう言っていたらいつまで経ってもレディースフォーマルなんて着られないのですが…やっぱ髪だよ髪…

 

自分の違和感を抑えられて且つ悪目立ちしないもの。考えられるのは、上述のスーツにブラウスの着用。ちょうど隣駅のスーツショップが閉店セールで色々安売りしているので、ブラウスが安くなっていたら買ってもいいかなとか思っていたり。でも襟付きだとネクタイをしていないことが不審に思われそう。かと言って襟無しは一発でレディースとバレるしこれもまた不審がられるかしら。ネクタイってメンズフォーマルの象徴みたいなものだから、「男性(と見なされる人)は必ずしているもの」という認識が先にあります。私は平日はB面クローゼットでの生活を余儀なくされているので、外見も中途半端。私服はともかくフォーマルとなると下手に望む性別の装いはできないし、そもそも性別を問わないフォーマルな服装が無い。ほぼ必ず男女に分けられていますよね。スーツでさえも、ネクタイやベルトの有無で。

 

まだ結論は出ていないのですが(だから返答が遅れている)、波風立てないのはB面同様のスーツなのかなという気がしています。休日なのに自分を押し殺すことにはなるけれど。せめて髪が伸ばせていたら可能性が広がるんだけどなぁ。フォーマルな服は音楽やっている以上付いて回るし(9月に参加したオーケストラみたいに、性別問わず自由なフォーマルスタイルという衣装指定は早くアマオケ界に広まれ)。うーん、もうちょっと考えます。

 

余談ですが、ネクタイって自分がするのもその姿を見られるのもあまり良い心地はしないんですよね。=主体としても客体としても男性性を帯びることになるから。職場で仕方なくしているけど、それも色やデザインの良さで少しでも違和感を軽減できるものを厳選しているだけだし。黄色のストライプ(秋に買った)か紫基調のAceカラーっぽいストライプ(実父のおさがり)。望んでしている訳ではないのです。