ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

統一地方選挙2019

期日前投票に行ってきました。土日は終日外出してしまうのでね。

 

ここ数日で選挙公報と候補者のサイトを粗方チェックしました。特に選挙公報って紙面が限られているからビジョンの要点を書くことになる訳で、各候補者が何を重視しているかわかりますよね。その候補者が大事だと考える政策というのもそうですが、どんな層の有権者から票が欲しいかも同時に。ターゲットを定めずにアピールしても意味がありませんし。

私の居住地域で言うと、やはり高齢者と主婦層。票田としては言わずもがな大きいことが窺えます。一方、2〜30代の若者や単身生活者を意識した政策はさほど見られなかったのは残念なところ。各候補者も明日のご飯がかかっていますから、勝ち負けを考えた時の優先順位は勿論あるのでしょうが、いつまで置き去りなのかと暗澹たる気分に。そんな中でもここに光を当てようとしている候補者には好感が持てるというもの。加えて、ヘイトスピーチやマイノリティについて言及しているとまたプラスです。

 

こうやって投票をしていると主に年長者から『偉い』と言われることもありますが、私としたら当たり前のこと。自分達の暮らす社会が今後どの程度・どんな速さで生き易く(或いは、残念ながら生き辛く)なるかにかかっていますので。まぁ、こう思うのも自身がマイノリティ故でしょうか。

現状を見ると負け戦な気もしますが、結果を見届けるまでは断言できません。みんなも投票は行こうな!お姉さん(仮)との約束だ!

朦朧と

しました、意識が。

今日は髭脱毛11回目(YAGレーザーでは2回目)。ここ数日はお肌のコンディションがとても良くすべすべだったのですが、レーザーによる炎症で1週間程はガタガタになってしまうのがちょっと残念。可逆的なものなのでケアすればなんとかなるからいいけれど。次の土日はマスク必須でアイメイクだけかしら。

 

担当のNsさんは多分前回と*1同じ方。笑気麻酔を流している間にマーキングとシェービングというのは過去に無かった手際の良さ。ふわふわとしてくるので、顔をなぞられるくすぐったさをほぼ感じずにいられました。そんな中でスタンバイ…なの…で…す……が………

 

笑気麻酔…強い…

 

今回、なんだか凄いです。ふわふわを通り越して意識が朦朧としてきました。痛み緩和の為にそのままいきましたが、身体を動かしたり喋ったりするのにも少しギアを入れないといけない感覚です。故に声も胸声になりがち…。当然痛みは0になる訳ではないので、強い刺激は感じるんだけれど意識は朦朧という不思議な感覚。やっぱり痛みが強いのはもみあげと口周りですね…。*2特に鼻下はヒリヒリ感が続く続く。しっかりとケアします。

 

そう言えば鼻下のほくろについても尋ねてみました。切除を考えている旨お伝えすると、やはり脱毛が完了してからの方が仕上がりは綺麗になるとのこと。ただ、脱毛継続中の切除であってもNsさんが肌の状態を見て判断されるそうで、脱毛からちょうど1ヶ月経ったあたりが脱毛後の炎症の治まり具合や切除後の治癒を考えるとベストっぽい。やっぱり演奏会が落ち着いて次回の脱毛(6月頭)から1ヶ月後となる7月上旬かしら。大枚はたいて受けているので、聞けることはどんどん聞かねばですね。

 

さて、そろそろ行列の順番が来ましたので、近くのラーメン屋さんで家系🍜食べてきます。痛みに耐えたご褒美ということで。

 

No pain, no gain.

*1:同じ楽器をやっている音楽仲間に雰囲気と声が似ている。

*2:場所の都合で笑気麻酔を流すマスクを取らなければならないので、最終盤は意識をむりやり覚まされる強烈な痛み!!

今後の展望・カミングアウト編

・次はカミングアウト(以下CO)の進め方について。乗り越えるべき最大の壁と言ってもいい。

 

・原家族:最難関。男性としての成長を喜び、また典型的な男性としてのライフコースを辿る(異性と恋愛結婚し子をもうけて趣味は“卒業”し父親業に専念)ことを求めており、それができないのをおかしいと思っているため。実母からは201812月に髪が伸びた状態で帰省した折に 『クビになるから髪を早く切りなさい。職場で認められる訳が無い』等と言われ実父も同調。別の機会で帰省した際も、髪が伸びた外見を見て『アブナイ』『LGBTみたいなのになっちゃう』と言っている。ウィッグを使っての趣味女装ないしコスプレなら兎も角、地毛を伸ばすのはどうしてもいけないと考えているよう。首から下の体毛を剃ることすら当初は認めていなかったが、今は渋々黙認といった様子(納得はしていないように見える)。尚、原家族は母方祖母の介護も行っており、祖母の体調が思わしくない中でCOしようものなら、ショックからの自死ないし祖母を巻き込んでの心中くらいはする気がしている。仮にCOするとしても祖母の死後であろう。

 

・親戚:父方祖父母の死後は集まる機会が減り疎遠に。こちらからわざわざCOしに行く必要も無いと考えているが、2019年冬と2021年秋に控えている祖父母それぞれの十三回忌が当面の課題。実父は長男であり法要の音頭を取る立場。加えてその長男(仮)である私は確実に出席を求められる。髪をジェルで固めてオールバックにして誤魔化すかと思案中。

 

・職場:何度も何度も書いているが、かなり難しそう。2018年末の忘年会にて部長から髪を伸ばしていることを言及されたことがある。現在は頭髪について"お目こぼし"を頂いているが、前職での経験からいつ切るよう言われてもおかしくない。"頭髪指導"のタイミングがCOには最適と思う一方、クビの恐れがある。男女二元論や性別役割分業が根付いた風土でダイバーシティ施策も無いので、露骨にLGBTQへのヘイトこそ耳にしないもののかなりリスキー。現職では3年目に必ず互助会の運営委員となり社員旅行(部屋や風呂の問題がある)に強制参加なので、COの可否は2019年度中に判断したい。雇入健診に際して特定保健指導の面談(ホルモン剤の影響で肝機能が悪化したため)を受けた*1保健師がCO第一候補。

 

・友人:趣味の楽団関係者の中にはCOしている人もしていない人もいるが、外見の変化で大多数からは察されている。偏見やアウティングの心配が無さそうな相手には改まって告げてもいいが、むやみに言うつもりも無い。趣味以外の学友達も、SNSでの投稿で察していると思われる。

 

・その他:不整脈治療で定期通院している循環器科には、服薬の関係で告げた方が良さそう(ジェンクリで相談する予定)。母校の恩師には拙ブログを読まれているので、もしじっくり話す機会ができれば自身の口から言いたいと考えている。

 

COについては立ちはだかる壁がかなり高いので、主治医と相談しながら慎重に進める必要があろう。

*1:人当たりが良く、上司にも積極的に意見するなど前例や慣習に囚われない方。

今後の展望・治療編

ジェンクリでの自分史も次が最後ということで、主治医の指示の下で今後の展望や希望についてまとめてみる。

 

・女性ホルモン:可能なら年内には注射を開始したいが、ガイドラインに則った診断プロセスを進んでいる関係上、主治医に判断に任せるのが最善かと考えるようになった。塗り薬の増量からしばらく経ちブツが反応しなくなったばかりか、僅かにサイズダウンしているように見えてきたことも影響していると思われる。

 

・手術:睾丸摘出は年内に実施したく、候補の医療機関は既に絞っている。全身麻酔で受けられる東海地方のFにする予定。性器への不快感が強いのでタイでSRSを受けたいのは勿論だが、資金繰りの関係で遅くとも30代の内にと考えている。性交渉は考えておらず、傷の回復が遅い体質もあり*1造膣はしない見込み。

 

・髪型:頭髪は肩甲骨の辺りまでは伸ばしたいが職場での目を考えると難しい。少なくとも現状=顎くらいの長さの前下がりボブは維持したい。

 

・整形:優先順位は低いが、顔のほくろ除去だけは優先して行いたいので4月中旬に美容外科を予約した。資金や演奏会シーズンを考慮して数回に分けて除去していく。資金面やホルモン治療の影響が不明な点から、豊胸は今のところしない見込み。

 

・改名:漢字だけの書類であればそれほど苦痛は無いが、銀行や病院をはじめ読み方(含ローマ字表記)が問われる場面は存外に多く、可能ならすぐにでも読み方を変更したい。しかし年金や社会保険を通じて職場にばれてしまうので躊躇っている。職場にカミングアウトできればそのタイミング、できなければ現職を去るタイミングだが、23年以内を目標とする。

 

・戸籍:最終的には変更したい。今は平気と思っていても、外見の変化がこれから進んでいけばトラブルの元になると考えられるため。

 

治療や各種手続きについては現状こんな具合。行く手を阻む者達についてはまた後日。

*1:=必然的にガモン病院に絞られる

2019年度開始

令和、にはまだなっていませんが。初日から残業をしてきました。弊社もいよいよ繁忙期突入。既に腱鞘炎になりそうです。午後も半分を過ぎる位までトイレに行くことすら忘れていた(行けなかったのではなく催しもしなかった)程には目の回る忙しさ。残業代は出るので良しとしましょう。

 

弊社でも入職者がいましたが、新卒は採らないので数名程度で年齢もバラバラ。営業はこの半年で5人も新人が入っているんですねぇ。入れ替わりが激しいことで。別のとある課では部署異動もありましたが、なんと本人にしか事前通達が無かったそうで。しかも引継は1週間で、代わりに人が入るわけでもないという。その課の管理職は大慌てでしたね…。でも、その話を私にして『変な会社でしょ』で済ます上司(直属ではない方)もどうなんだ…なんか、弊社の人達は体制をおかしいと思っていても『仕方ない』と諦めてしまう人が多い気がします。異議を唱える、抗うということをしない。まぁ、生殺与奪を握られている偉い人達に刃を向けるなんてそう簡単にできるものではありませんし、私も表面の行動だけ見れば同類です。悔しいけれど。不満を訴える窓口や労組が存在していないことも影響していそうですけどね。

 

そんな新年度初日から、私はさっきまで電話でキャリア相談。年齢・スキル・職種を考えると厳しい厳しい闘い。でも、私が自分を殺さず目指す生き方を実現する為には乗り越えなければなりません。この1年で良いご縁と巡り会えるように、動ける所から動いていきます。それにしても言語化は難しい。文字で書けばすぐのことでも、口で話すと長くなるし取り散らかるし回りくどくなる。そんな事情を抱えている自分が悪いけれど、もう少しやりようがあるよなぁ…と新年度はブルーなスタートを切りました。

 

明日は終日現場に外出で5:30起き。繁忙期の洗礼がここに。

本当のサヨナラ

2019年3月31日。本日を以て、私が新卒の年に合格した資格が正式に期限を迎えました。と言っても、既にこの業界は去っているしCertificatesも返送しているので形式的なものですが。

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修士まで進んで得た、一応は専門職。結局は2年で適性の無さから逃げるように辞めてしまいました。よくこの業界で言われるのは「利用者の状態に自身が影響を受け過ぎて潰れてしまう」類の言説ですが、私の場合は単純に諸々の能力不足に起因して伸びしろ無しと自他共に判断し/された結果でした。発達障害関連に携わっていたこともあり、*1人にはどんなにやっても伸びが見込めない能力があるのは肌で感じていました。区切りなので、その辺を下記3点から振り返ってみましょうか。

 

1.想像力・計画立案

 面接の中で利用者が出す言外の情報だったり、本人にとってどんな状態に至るのが望ましいかだったり。その辺を察知することや思い至ることができず、場当たり的な対応に終始してしまっていたと思います*2。長期のビジョンが組めなくては、支援とは言えません。幸いにも利用者との関係形成自体はうまくいったことが多かったのですが(中断に至ったのは在学中の1ケースのみ)、支援のフェイズを移行させる為のアクションは上司・先輩に頼りきりでした。

 また我々含め、人間は得てして表出する言葉と思いがイコールとは限りません。しかし、言外の情報を読み取れないとそのズレに気付けぬまま事態が悪化する可能性がありますね。言葉で表された情報しか手掛かりがないと、利用者の状況を知る為の質問や反応の範囲も狭くならざるを得ません。「利用者の発言aに対する質問a'はできても、そこから想像・類推を及ばせて別アングルからの質問bや反応cはできない」って具合に。これができないと停滞しがちになってしまいます。

 この辺り、発達特性に起因している可能性も無きにしも非ず。ジェンクリで今後WAISを受けるとしても、それらしきエピソードは自分史に盛り込んでいないので確定診断には至らないと思いますが、傾向くらいはあるのでしょう。

 

2.勉強嫌い

 『修士まで出ておいて何が勉強嫌いじゃ』と突っ込みたい皆様、ごもっともです。ですが、当時の私にはそうするしかありませんでした。*3私が専門職として大成することへの原家族の並々ならぬ期待、日々団欒の席で実母から求められるコメンテーターないしカウンセラー的役割に応えねば(そうしないと機嫌を損ね、勉強不足ではと責められたものです)との思い、多額の費用を援助してもらっていることによる私側の負い目…そんなことが絡み合った状況にいました。上述の1については在学中から自身に足りないものとして認識しており、「卒業してもやっていけないのでは」「中退して別の道を探すべきでは」とうっすら思ってはいましたが、それを言うのは許されない空気。実家で居場所を確保するには、勉学に励む姿を見せるしか無かった訳です。

 そもそもいつから勉強嫌いになったかと振り返ると、恐らくは小1で不登校になった所まで遡れます。*4勉強をしなくても6年まで進級し卒業もできてしまった小学校。当時は当時で対処すべき問題が山積してはいたのですが、ここで図らずも怠惰の味を占めてしまった私。それからは"普通"に戻る為、自身の危機感の上に原家族の期待を背負い勉強をするようになりました。高校・大学共に偏差値で言うと60台後半の所に進学こそできましたが、心から勉強を楽しみ、何らかの分野で勉強を苦とも思わず学んだ経験はありません。哀しき哉。そんな状況で息をするように学ぶスーパーマンらが割拠する大学・大学院なんて行ってしまったものだから、落ちこぼれ学生として上には上がいる現実を痛い程に突き付けられた次第。

 そして今、勉強が生存戦略でしかなかったことや苦労して取得した専門資格で挫折を味わったことから、*5残念なことに何かを学ぼうという意欲が湧いてこないのです。「学んだり資格を得たりしたところで適性なんて無いはずだ」「上には上がいるからどうせ適わない」そう思うとどうにも踏み出せず、立ち止まっています。

 

3.生活者視点の欠如

 3と書きましたが、恐らく1と2の根底にある主要因。小学校は家とセラピー先しか世界が無く、中学は家→学校→部活→家のループ。高校は部活の比重が少し大きくなり塾

加わりましたがバイト禁止だったこともあり基本構造は変わらず。大学でも学科・部活・バイト以外の活動に特に携わらず、しかも学科では最低限の関わりしか持たず、住まいは実家。合宿や弔事を除き、外泊や午前様も無し。こんなんで、日々自活している人々が生活にかける労苦や周囲を取り巻く種々の公的制度など、どうやってわかりましょうか。

 早い話が、超が付く程の世間知らずでした。利用者一人ひとりの生活状況について「あぁ、こういう感じかな」と実感を持てない。それらが自分自身の肌身にしみ付いていない。そりゃぁ言葉以上の背景情報も察知できないし最終的なビジョンも描けないし、勉強内容を日々のことに置き換えて理解し落とし込むこともままなりませんわな。アンテナも受け皿も無い(或いは限りなく脆弱)んだもの。

 これらにより仕事でパフォーマンスを発揮できず挫折し、その不全感から2が強化されてしまったとも取れます。実家を離れ自活を始め、ACであることや性自認ういて悩み、前職で日本人・外国人問わず貧困家庭を目の当たりにし、*6前職から始めた日報と今のブログを通して頭の中を言語化し…事実これらを経たことで、以前よりは頭が回るようになった実感があります。靄が晴れたというか、アクセス制限が解除されたというか。それでも凡人の域ですが。

 

そんなわけで

 私が新卒で入った業界を去った理由、でした。仮に今の状態で学び直して復帰していたら、少なくとも以前よりは良いパフォーマンスができたように思いますが後の祭り。前職でお世話になった方にも昨日お会いした"先輩"にもこんな感じのこと言われたんだよねぇ…。スーパーマンらの中にブランク持ちが1匹入ったところで継続できるかは未知。たぶん指定の院で修士を修了しているので受験資格自体は生きているのですが、確か指導教員やらRAやらの署名が必要だったのでパスで。新設された国家資格の方は学部・院での指定科目受講で条件は満たしているはずだけど、これも大学に申請が必要なんだっけか。復帰は恐らくしないと思いますが、関心のある領域であることには変わり無いので、学び直すくらいならアリなのかも知れません。

 さて、明日から2019年度。資格と世間知らずの私にサヨナラをして、何者でもない私としての新たな一歩が始まる…そんな心づもりでいきますか。

*1:ポケモン種族値努力値でたとえるとわかるかな。ピカチュウにB252振った所で打たれ弱い、みたいな。

*2:前職の上層部にビジョンが無かったことを批判できませんね…。

*3:一応、私の出身校には珍しく業界に学閥ができていました。事業所によっては職員が全員うちの出身ということもザラにあるようで。

*4:なので小学校については「形式卒業者」ってやつです。これ、実は結構なコンプレックスになっているんですよ。

*5:例外はジェンダーの基礎知識くらい。これこそ今の生存に必要なものなので、迫られて。

*6:毎日の仕事内容を時系列で記録し、最後に所感を書き記す形式。元上司からの指示で始めたが、元上司の異動後から現職に至るまで欠かさず継続しており、通算すればそろそろ1000に到達するのでは?

Real JobRainbow 2019

本日は、渋谷ヒカリエで催されたLGBTQフレンドリー企業の合同説明会「Real JobRainbow 2019」に参加してきました。

現職でのカミングアウトが見込めぬ中、良さげなお話は無いかしらと*1生まれて初めての合説へ足を運んでみた次第。

 

出展企業は20社。やはり大手やIT系が中心でしたが、中小や地方企業も一部あり。色々と企業の説明やLGBTQへの取組を聴いてきました。個人的にはそれなりに魅力的な所はいくつかありましたが、「ここだ!」とビビッとくるには至らず。企業の種類や求人の幅がもっと増えたらなぁと願うばかり。特に、私のように経歴面で「何者でもない」ような中途にも道が開かれて欲しいものです。

企業の話を通して気になったポイントは、

  • LGBTQ関連施策が対外的なものばかりになっていないか?
  • 中小の場合は小規模故の距離の近さから融通がききそうだが、制度面での裏付けがあるのか(ナァナァではないか)?
  • 実際に当事者の職員が在籍しているか=取組だけで実態が伴わない…なんてことがないか?

って辺りですかね。特に2番目は中小や零細を渡り歩いてきた私にとって無視できない話。今日は私にとって”脱出計画”の第一歩だったので、今後は上記ポイントを判断材料に見ていきましょうか。

 

今回思った以上に収穫だったのが、ホール外に設けられた「情報交換テーブル」なる参加者間の交流ブース。主催企業である(株)JobRainbowのインターンスタッフさんがファシリテータとなり、参加者が就職や転職にまつわる困りごとを語り合うコーナー。色んなお話ができました。

  • カミングアウトのタイミングや範囲
  • 履歴書の性別欄
  • 改名
  • 面接時等の服装
  • あって欲しい施策
  • 化粧をするかしないか
  • マイクロアグレッションへの対処

その他も色々あり、多分のべ2時間以上は居座っていましたが、それぞれの事情を抱えた中での語りは自分にとって参考になりました。他の方々にとっても私ごときの語りがそうなっていれば嬉しいです。

テーブルには多数の参加者が集まっており、これはテーブルと椅子がもう1セットあって且つブースをパーテーションで区切るべきかなと感じました。講演や説明が続くステージと地続きだったので、話を不特定多数に聞かれたくないとか刺激が多いと発達特性の関係で話を聴き取れないとか多分あったろうと思います。ファシリテータのLさん曰く、そもそもの動員数もこのブースに大勢集まったのも当初の予想を遥かに上回っていたとのこと。今後の課題ではありましょうが、嬉しい悲鳴のようですね。

 

閉会後はこのブースで知り合ったトランスの先輩とお食事へ。私の現状に関する相談を通して種々ご助言を頂きました。ありがとうございます。おかげで自身の頭の中も少し整理できました。現職において外見が典型から逸脱していながらも”お目こぼし"を頂いているのは、これまで仕事であまり迷惑を掛けずそれなりにこなしていたなのかも知れません。最終的に弊社を”脱出”することになっても、*2味方となる存在は作っておきたいと思いましたね。

 

今日の経験を足がかりとして良きご縁が得られるように、歩みを進めていきたいと思います。

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〜〜〜ここから余談〜〜〜

 

服装、とっても迷いました。オフィスカジュアルと雖も、仕事仕様の服はメンズしか持っていませんから。しょうがないので手持ちで一番それらしく見える服を組み合わせて何とか対処。一応は形になっていたみたいで安心しました。上のジャケットは仕事でも使っているメンズだけれど(ちなみにUNIQLOのコンフォートジャケット)。

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尚、会場にはおなじみ乙女塾のNAO講師によるメイクアップブースもありましたが、今回は寄れませんでした。ひっきりなしに参加者が訪れていたので…。あと、*3メイクはそれ単体でじっくりやりたいというのもある。

ローファーで歩き回ったり立ち尽くしたりで脚が疲れましたが、それに見合う収穫が得られました。”脱出”に直結するようなものはありませんでしたが、人との繋がりも立派な財産。過去に各種イベントでご一緒した方ともお会いできたし、新たな繋がりもできて良かったです〜。

*1:心理職って一般の就活とは違って新卒一括採用はしないので、学生時代に参加経験が無いのですよ。

*2:何かあってカムを余儀なくされた時のことを思うと、ね。そんな事態になる前に少なくとも診断書は出て欲しいですが…。

*3:メイクの仕上がりを褒めてくださった方々、ありがとうございます。恐縮です。メイクの機会が限られている中ですが、乙女塾仕込みのテクが活きたのかしら。