ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

今後の展望・カミングアウト編

・次はカミングアウト(以下CO)の進め方について。乗り越えるべき最大の壁と言ってもいい。

 

・原家族:最難関。男性としての成長を喜び、また典型的な男性としてのライフコースを辿る(異性と恋愛結婚し子をもうけて趣味は“卒業”し父親業に専念)ことを求めており、それができないのをおかしいと思っているため。実母からは201812月に髪が伸びた状態で帰省した折に 『クビになるから髪を早く切りなさい。職場で認められる訳が無い』等と言われ実父も同調。別の機会で帰省した際も、髪が伸びた外見を見て『アブナイ』『LGBTみたいなのになっちゃう』と言っている。ウィッグを使っての趣味女装ないしコスプレなら兎も角、地毛を伸ばすのはどうしてもいけないと考えているよう。首から下の体毛を剃ることすら当初は認めていなかったが、今は渋々黙認といった様子(納得はしていないように見える)。尚、原家族は母方祖母の介護も行っており、祖母の体調が思わしくない中でCOしようものなら、ショックからの自死ないし祖母を巻き込んでの心中くらいはする気がしている。仮にCOするとしても祖母の死後であろう。

 

・親戚:父方祖父母の死後は集まる機会が減り疎遠に。こちらからわざわざCOしに行く必要も無いと考えているが、2019年冬と2021年秋に控えている祖父母それぞれの十三回忌が当面の課題。実父は長男であり法要の音頭を取る立場。加えてその長男(仮)である私は確実に出席を求められる。髪をジェルで固めてオールバックにして誤魔化すかと思案中。

 

・職場:何度も何度も書いているが、かなり難しそう。2018年末の忘年会にて部長から髪を伸ばしていることを言及されたことがある。現在は頭髪について"お目こぼし"を頂いているが、前職での経験からいつ切るよう言われてもおかしくない。"頭髪指導"のタイミングがCOには最適と思う一方、クビの恐れがある。男女二元論や性別役割分業が根付いた風土でダイバーシティ施策も無いので、露骨にLGBTQへのヘイトこそ耳にしないもののかなりリスキー。現職では3年目に必ず互助会の運営委員となり社員旅行(部屋や風呂の問題がある)に強制参加なので、COの可否は2019年度中に判断したい。雇入健診に際して特定保健指導の面談(ホルモン剤の影響で肝機能が悪化したため)を受けた*1保健師がCO第一候補。

 

・友人:趣味の楽団関係者の中にはCOしている人もしていない人もいるが、外見の変化で大多数からは察されている。偏見やアウティングの心配が無さそうな相手には改まって告げてもいいが、むやみに言うつもりも無い。趣味以外の学友達も、SNSでの投稿で察していると思われる。

 

・その他:不整脈治療で定期通院している循環器科には、服薬の関係で告げた方が良さそう(ジェンクリで相談する予定)。母校の恩師には拙ブログを読まれているので、もしじっくり話す機会ができれば自身の口から言いたいと考えている。

 

COについては立ちはだかる壁がかなり高いので、主治医と相談しながら慎重に進める必要があろう。

*1:人当たりが良く、上司にも積極的に意見するなど前例や慣習に囚われない方。