ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

親不孝なスケジュール

昨日は髭脱毛15回目でした。仕事を終えクリニックに辿り着くと、なんと私と同じ位の髪の長さでおかっぱ頭の患者さんが!男性専門の中でもかなりオトコオトコした佇まいのこのクリニックで"戦友"と思しき方を見かけるとは。明らかにフェミニンに切り揃えられていたので恐らく"そう"なのでしょうが、私のように移行初期だったり移行速度が遅かったりという事情や治療のコスパ面で選んでいるのかも知れません。

 

さて今回は午前のパートさんもそうでしたが担当のNsさん(純女)にも髪のことに言及されてしまいました。『綺麗な黒髪ですね!何で伸ばしてるんですか?』と。流石にトランスとは言えず「ちょっとこだわりがありまして」とだけ返しましたが、綺麗な黒髪だなんて。今までだったら嬉しい気持ちも抱いたのでしょうが、そんなの私が男だから="男の割には"綺麗だから=同じ女性という土俵に立っていないからこそ言えることだよなーと落胆の方が強く。

肝心の照射についてはとても丁寧!珍しく、各部位が終わる毎の冷却までしてくれました。レーザーの出力が数分はヒリヒリが持続する強さになっているので、大分助かります。ただ、痛みも前回に続き凄まじく。顎の骨辺りは今までで一番かってくらいに痛かった!

また、ずっと残っている唇下のブツブツは太い髭が生えていた名残りでどうしようも無いかと思っていましたが、Nsさんに見てもらうと角栓の可能性があるようで。吸引したりピーリングで角栓を表面に出してあげるのが良いとのことなので、積極的に試していきたい。

 

そして昨日は実母の誕生日でもありました。体調に関してはInstagramで覗き見ていた通り。検査結果は来週明けにはわかるとか。死んだ祖母のことを話しながら電話口で泣き出す始末で、食欲も意欲も免疫力も相当に低下しているよう。話を聴いたり体調を気遣ったり、立場としては逆の気もしますが…実母ももう57ということで、段々と親子の立場もそうなりゆく時なのかも知れません。医療のお世話になるべきではとも思いますがね。

実母からも、途中で電話を替わった実父からも、頻りに正月は帰って来いとの念押し。気が進まないったらないが『心配していない訳じゃないけれど、あれこれと言わないことにした』と実父。それが両親ともに真実であるなら帰省してやらぬことも無いですが、残念ながらその言葉を手放しで信じられはしません。そう思うようなことをお二人にはされてきたのですから。どっちみち大晦日には演奏の予定があるので夜までは拘束されます。本番が終わる頃には遅くとも帰省の有無を決めましょうかね。

 

低い声で15分も話した電話の後に実父へ軽く送ったメール。祖母の葬儀の際に私の端末で撮っていた写真を添えて、推しアーティストに氷川きよしが加わったとささやかなアピールも。

脱毛も原家族との関係も No pain, no gain. なのかしら。