ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

容姿

性違和が絡む話ではありますが、小さい頃からずっと自分の容姿が嫌いだったというお話。

 

小学校時代は(殆ど通っていなかったのでそれはそうなのですが)かなりの肥満体。僅かに通えた6年生の一時期も散々「デブ」という言葉を浴びせられ。学校の荒波に揉まれて来なかった私にはそりゃもうこたえました。そう簡単に変えられるものではないから。

 

中学は幸いにも別の小学校出身者が7割以上を占めていたので同じ罵倒が続くことはありませんでしたが、中1の時に「顔が支援学級の子みたい」と言われた時は中学生活一怒ったし悔しかったし自分の顔が大嫌いになりました(そもそも失礼だ)。

 

太っていたことと第二次性徴もあってか肩幅は広くなるし体毛は濃くなるしで、高校時代の水泳の授業は地獄でした。運動は不得手だし他のクラスメイトには無い毛が生えていて弄られるし。総合的には楽しいことの多かった高校生活も、これだけは汚点。

 

今思えばこの時点で自分の性違和やコンプレックスに時間を掛けて向き合っていれば良かったと後悔。

大学では一念発起して減量に挑戦。ゆっくりではありますが、卒業する頃には10kgは落ち今までよりはマシに。しかしやはり元の骨格というものは厄介で、ゴリラの烙印はそう簡単には取れず。

 

そこから紆余曲折あり今に至る訳ですが、体重は更に減り最大時-15kg。髭脱毛もまだ途上ながら1年。気を遣いだしたスキンケア。伸ばし始めた髪…

元の不細工さは変えられずとも、この数ヶ月でようやくマトモに鏡を見られるようになりました。容姿憎さで伏目がちな昨日なんてもういらない、と思えるまで一歩ずつ。