ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

私の友人達

土曜日はXジェンダー交流会でしたが、日曜は私のライフワークでもある音楽関係のクラスタでのオフ会がありました。なんと土日でオフ会2連続。陰キャとは何だったのか。と言っても、音楽方面は演奏会での共演等々で長い人とは7年くらいは付き合いがあったりします。

 

さて、その際に交わした話題がシャンプーだったり服装だったりしてですね。「ファッションの話しましょう」と肯定的な雰囲気で言ってくれた友人もいて、裏でどう言われているかはともかく嬉しかったのでございます。こちらの界隈の皆様方は世間の「普通」から外れていようがそれを(少なくとも表面的には)気にせず接してくれるので、私としてはとても居心地が良くそしてありがたい。

とは言え、7年も身を置いていると当然多くの友人は私の「移行前」=容貌・服装・声の低さ等から何の疑いも無く純男性と見なされていた頃を知っている訳で。なので、少なくとも「変わりよう」に驚いている人はいますね。それは仕方ない。まぁこちらとしては、このブログタイトルと同じ文言をそこそこの期間界隈で使ってきたし「アレを取りたい」といった発言も幾度となくしていたので、 “わかる人”は何となく察していたのかも知れません。

 

また、この界隈ではSNSを主媒体にしているので、私はSNSの発言やプロフィールに「わかる人にはわかる」形でキーワードを盛り込んでいます。自分から大っぴらに公言こそしないがわかる人は察してくれ、という感じ?”準公言"みたいな?それもあってズケズケと訊いてくることは無いのかも知れません。

 

…と書いていくとなんだか割と優しい世界のように思えてきます。何故非当事者が大多数と思われるクラスタでそんな世界が作られているのか、私なりに考えてみました。

  1. 主に年齢層の若さ(2〜30前半が多い)から、古い価値観に囚われない傾向にある。それより上の年齢であっても、メイン層が若いので新しい価値観に触れている。
  2. 仕事や学業を抱えつつ複数の演奏会に出演するような過密スケジュールをこなす人が多い。要は「仕事ができる」「ハイスペック」な人揃い(私は例外)。故に、自身の知識をアップデートすることに貪欲だったりそもそもそれが習慣化していたりする。既存の枠組みに疑問を持てる。
  3. 身近にセクシュアルマイノリティがいる。或いは自身が当事者である。知っているが故にそれらしき人がいても不躾な真似はしない。
  4. 細かいことを気にしない()

 

年代やらスキルやら色々とありますが、自身の枠外の価値観に触れることやそれを否定しない(必ずしも肯定とは限らない)ことが常になっている点は通底しているのだと思われます。いずれにしてもありがたいことです。

とは言え全員がそうとは限りませんから、まぁ言ってしまうと裏で良くないことを思っている人がいたらじきに私から離れていくのでしょう。そうでない人が私の周りに残ることになれば必然的に友人関係の良好化も見込める…とまでは言い過ぎでしょうが、自分を抑えるよりは自分を出す人付き合いができた方が精神衛生上も良いと感じます。このせいで今後の付き合いを難儀しているコミュニティも別方面にちょっとあるので…。

 

そんな訳で、音楽関係の友人ともファッションなり美容なりのお話はもっとしていきたいとオフ会を通して思ったのでした。結構関心がある人も多そうなので。まだまだ浅学の身として恐縮とは思いつつ。