ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

職場とセクシュアリティ #4

今年初の「職セク」は昨夜。ジェンクリに行った足で参加してきました。今回は新規の方が多め。労務関係に携わっている方もおられたようです。いつも通り私が最年少かと思ったら、干支一回りくらい離れている方も。

 

新年一発目のテーマは性別で分けられた設備・区画の利用について。トランスの事例かな…と思いきやシス同性愛者の事例で、上司はじめ各所にカム済でありながら、ある職員の「性的な目で見られるから」との偏見・恐怖・憶測によるタレコミを機に、上司から性別で分けられた設備利用の制限・本人だけに対する運用変更を打診される話。まぁ中身は明らかにハラスメント案件だったんですが、上司は「配慮してやってる」との親切心で言ったらしくまた厄介。同性愛者が皆”お盛ん”なわけ無いのは少し知ればわかることですが、まだまだ根強く残っていますよね。茶化されがちなのも真剣な訴えをしにくくしている。本人がカミングアウトしてはいても、周囲の受け取り方が本人の想定と異なるというズレが招いた事件。事実の再構成による架空事例ではありますが、カムできる風土な分、ホモフォビアを払拭できるよう行動していければいいなぁと私は思いました。

 

更衣室とか仮眠室とかトイレとか、それらの配置と性別での区切りについては労働安全衛生法にも定めがあるらしく。いち労働者たる自身の身を守る為にも、少しは学んだ方がいいのかしらと思ったり。主要な判例くらいはソラで説明できるよう押さえておきたい。そちらで身を立てようという訳ではありませんが。

残業時間がどうとか健康管理がどうとかはその筋の人に譲るとして、(これまでも散々述べている)弊社の風土を時代に即したものにアップデートしていくのは、マイノリティたる私にできることの一つであるという気はしています。ただ、その風土こそが声を上げるに当たっての障壁という悲しみ。あと、1年目という私の立場も障壁でしょうか。上下関係ってでかいよ。規則が厳しいというよりは夥しい暗黙の了解で回っているのが余計に事態を難しくしている感は否めません。唯一信頼できそうな保健師さん、実はご近所のようなのでA面時にすれ違えば強制的に事を動かせそうなんだけど。動かす為にはやっぱり理論武装だなぁ。

 

さて、今日明日は連日大宮方面でライブ鑑賞。推し続けてはや10年。この土日は色んなイベントが重なっているから、誰か分身させてください。