ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #6

今年に入って初めての通院です。1ヶ月空いてしまいました。年始の予約が埋まっていて取れなかったのが理由ですが、1月も半分が過ぎたのに今日はこれまでに見ない混み具合。その殆どが”戦友”と思しき方々でした。あと、受付に初めて見かける若い方がいた。多分歳下。

 

1時間ほど待ったのち、院長先生の診察。高校時代の自分史を補足しつつ一通りなぞると、かなり核心に迫る質問が飛び出しました。以下回答。

  • 女装経験の有無: タック(股間女装)のみで、衣服の方はしなかった。制服のスカートは、低い声を作って販売店に電話して「娘の代理で購入したい」と言おうか直前まで迷ったがやめてしまった。
  • 性同一性障害に関する悩みはどの程度か: 中学時代に見たドラマを通じて概要は知っていた。しかし、学校での扱い(制服・着替え・トイレ等)が「どうしても無理!!学校行きたくない!!」レベルではなかったので、自分のことは”ちょっと変わった男子生徒”くらいなのだろうと捉えていた。原家族が私の成長(勉学も身体も)に期待していたこともあって、体格や性器への違和感は言い出せなかったし、「ダメ!!死にたい!!」とまでは思わなかった。

 

うん、作話をしても無意味ですしね。これが当時の正直なところ。中学の頃から通底して「違和感はあれど仕方ないものとして生きていくしかないんだ」と変に大人ぶった信念があったからなぁ。自分の気持ちを素直にまっすぐに表明できる親子関係だったらどれだけ楽だったことか。この時点で移行できていればだいぶマシな人生だったろうに。まぁ、当時やった(友人と高校相談室のSCのもとを訪れた際に)エゴグラムでも「FC 0・AC max」とかいうわかりやすーい結果を示しましたからねぇ。推して知るべし。

 

経皮ホルモンを使用しての経過も併せて報告。すると先生より、血液検査と一緒に染色体検査も行う旨が知らされました。今日はホルモンの経過見る為の検査だけでまだまだ先のことだと思っていたけど、こんなに早くやるんだ。福澤先生お二人と別れを告げました💸💸

処置室に移動し、採血💉。なんと5本。棚に置かれたデポ剤…筋肉注射は痛いそうだが、早く入れたい。看護師さんは相変わらずチャキチャキして可愛らしい。『診断に必要な大事な検査が一つ終わりましたからねー』と労いの言葉を頂く。染色体検査は結果が出るまで約2ヶ月かかるそうで、年度内に判明といった具合でしょうか。残念ながらXYのはずだけど、それ以外に異常を抱えていないか心配。

 

再来週はいよいよ大学4年間の自分史。学部までなので、まだ元同業界とはバレまい。具体的に起こした行動を詳述するよう指示があり、軽く思い出しただけでもやたら股間周りに偏っているなぁと感じた次第。外観のことを構えないレベルで容貌がアレだったのでね…。

さぁこれから「職場とセクシュアリティ」の為に池袋へ移動中。これについては明日書きます。今日出された経皮ジェルで最後になればいいけど。