今日は年に一度の祭典「TOKYO RAINBOW PRIDE 2019」に参加してきました。大型連休中に代々木公園にて開かれるこのイベント、私は今年で3回目。パレードの中に「みんなでブラス！」という吹奏楽のフロートがあり、そこで演奏しながら行進しておりました。
午前中の早い内に着けたので、パレード開始までブース全体を散策。お昼まではまだまだ冷えましたね…。並木道にまでブースができており、去年より大規模になっていました。
まず一目散に向かったのはStarbucksのブース。去年欲しかったのに完売していた限定のタンブラー、今年は晴れて購入できました。職場でひっそりと主張していこうな。
次に向かうは国立市のブース。ブレスレット作りのワークショップを開催していると事前に知り、ちょうど愛用していたレインボーのブレスレットの革が切れてしまったのもあり、自作してきました。サイズの調整や配色のコツを丁寧に教えて下さり、かわいい逸品が仕上がりました。思いの外ハードルが低かったので、ビーズアクセはまた挑戦したい。
屋台でお昼を済ませて楽器の準備。去年の共演者さんと話しつつ事前練習。トロンボーンパートは8人。バストロンボーン(低音域を担当)を持ってきている方がいなかったので、私が持参すれば良かったかもと少し後悔。
並木道に整列を始めると、どんどん増える人、人、人。身動きすら困難になるレベル。体感ですが明らかに去年より増えている。吹奏楽のフロート自体は少なくなったのに。信号待ちの間に各フロートを出発させているらしく、*1混雑遅延まで発生。1時間半くらいは待ったでしょうか。やっぱりパレードとなると暑くなるのね…。脚が棒になってきた所で、いよいよパレード出発です。
パレードはNHK側からスタート。MODIの交差点を左折して明治通りに入り、原宿で再び左折して坂を登り代々木公園に戻るルート。3年目の余裕か或いは風対策が奏功したのか、沿道の皆さんの顔を今までで一番見ることができました。手や旗を振ってくれる人、パレードを知らなかったのか物珍しそうに通り過ぎる人、プラカードを掲げて真剣な面持ちで「Happy Pride!!」と叫ぶ人。私達は何かを残せたでしょうか。それぞれの物語が渋谷の街を虹色に彩ったパレード。何も気にせずありのままで居られる空間。暫くはロスが続きそうです。
帰着した後は知人が多数所属するNPO「にじいろ学校」さんのフロートを沿道で応援。アセクシュアル絡みのイベントに何度か参加させて頂いていますが、車に貼られたプラカードには深く頷くほかありませんでした。「LGBTだけじゃない」「恋愛しない生き方もある」「世の中男と女だけだと思うな」数ある団体の中でも私はここの主張に一番共感できるなぁ。TRPという、どうしてもLGBT「だけ」しかも恋愛をするという文脈での「Happy」Prideが語られがちな場だけれども、それ以外の人も現実には居る訳で。”社会的な死🚾”の直前までフロートを暫く追いかけていましたが、格好良かったなぁ。
…と、一緒に歩けなかった後悔を滲ませながら推し団体への思いを綴ったところで、3年間での変化を振り返ってみる。
2017年は何一つ勝手がわからず単独行動。ブースも十分に回れず演奏をして早々に退散してしまいました。「本当にここに居ていいのか」と思っていたあの頃。
2018年はTwitter開設直後。前回の共演者さんが1年振りなのに私のことを覚えて下さっていたり、新たな共演者さんと繋がって空き時間には一緒にブースを回ったり。TRPを通じて新たな関係ができた年。
そして2019年。この1年間でできたあらゆる方面の知人もとい「戦友」と顔を合わせることのできたTRPでした。私自身が移行に踏み切ったこともありますが、本当に多くの方々と出会ってきたことを実感。*2TRPのみんなでブラス、なかぷろ(Aceの部もXの部も)、職場とセクシュアリティ、にじいろ学校、当初はセクマイと関係無く知り合っていた音楽仲間まで…。多くの出会いを通じて私の視界が、世界が変わった1年であったことをしみじみと噛み締めています。濃密な1日でした。ありがとうございました。
誰もが自分らしく生きられる世の中、選択の自由が尊重される世の中が来ることを願って。
🏳️🌈 Happy Pride!! 🏳️🌈
