ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

亡祖母 納棺の儀

先程、納棺が終了しました。祖母が育った小金井の地で、ご兄妹と原家族と私が立会。明日もですが、私は職場以上のフル男装で臨みます。

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オールバック。こんなの職場でもしないよ。耳掛けonlyだわ。使ったのはこいつら。

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スプレーは前髪キープ用に持っていたやつだけど、ジェルは危篤の報せがあった際に急遽仕入れたやつ。

 

原家族からのメールや電話に怯えつつ、準備に時間をかけることで敢えてギリギリに斎場へ赴きました。

結論から言うと、今日は大した詰問はされませんでした。親族との顔合わせと祖母とのお別れで、それどころではなかったというのが正確。大叔父から『すごいイケメンで!どこのジャニーズかと思った』とのコメントがありましたが、あんまり嬉しくなかったです。男として整った顔って、時にトランスの障害にもなり得るので…。まぁ『若く見える』ってのは嬉しかったけど。あと、やっぱり顔立ちは母方に似ているようです。

 

さて、祖母が息を引き取ってから初めて顔を合わせましたが、危篤時の人工呼吸器をつけられていた顔とは一転、安らかな死に顔でした。涙で顔を濡らしつつも、「お疲れ様」の声をかけてやれて良かったです。闘病生活、20年近かったもんなぁ。

生前は元気だった頃も歩けなくなってからも美の追求を怠らなかった祖母。実母が細かく要望を聞き世話をしていたのもありますが89歳とは思えぬキメの細かい肌で、斎場の方も元気な頃を思い起こす綺麗な死化粧を施してくださいました。形見になったメンズのベルト、痩せて切った分も納められて良かった。

 

この日はひとまず解散となり、残すは翌日の告別式。解散後に実母から『ねぇそれ(髪)何かで留めてるの?』『明日はちゃんと(眉毛)書いてきてよ』とは言われましたが。それぞれ「ジェルとスプレーで固めてる」「一応薬局でひっ掴んできたやつで書いたけどさ、もっとさっきのばあちゃんみたくしてみるかね」と応戦しておきました。頭ごなしに駄目とは(恐らく親族の前ということもあり)言われませんでしたが、及第点とはいかなかったようです。

 

ひとまず第一関門は終了。明日の3時間。それだけだ…。