ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

職場とセクシュアリティ #2-5

祖母の葬儀が日・月となり、実家からの呼び出しも無かったので「職セク」に参加できました。忌引休暇の使い方としてはどうかと思うが、使えるものは使っておく。しかし、お昼に実母からこんなメールが…。

詳しくはこのツイートから始まるスレッドをご参照頂きたいのですが、もうこれで気分は沈むし食欲も無くなるし呼吸も浅くなるしと散々。誰かと話したり何か作業したりしていた方が気が紛れると思い、いつもより大分早めに会場へ向かいました。

 

今回の事例はアライへのハラスメント。家族に当事者を持つアライの職員。社内研修の講師がゲイをからかうジョークを言い放ったことにコンプライアンス面での問題を指摘すると『あなたはLGBTなの?』『過激な思考の活動家』と詰問されて職場に居づらくなり…というもの。

社内の風土や認識が遅れているという意見が目立ったのは、やはり関心を持つ人の集まりだからか。こうした物言いをナンセンスだと言うのは簡単でも、何故そんなにムキになるのかと相手を増長させる不安はつきまとう。私自身、LGBTなのかと疑われる流れからカムを強いられたりアウティングさせられたりするのが嫌で、職場でSOGIハラっぽい言動を見聞きしても指摘できない面はあります。社内での立場も低いし。

 

ただそれ以上に、実は詰問の描写が祖母危篤時に会った実母のそれと被りまして。ちょっとしんどさを感じたケーススタディでした。ちなみにその際の実母語録が下記。

  • 『あんたどうしちゃったの…?LGBTとかトランスジェンダーなんじゃないの!?』
  • 『大問題だよ!』(仮にそうだとしたら何なのかとの私の切り返しに対して)
  • ジェンダーぁぁぁ!?ジェンダーレス男子ぃぃぃ!?』(最近のファッションとして誤魔化してみた時の反応)

都内で生まれ育った50代後半女性の認識。怒り狂って叫ぶというよりは、変わり果てた姿に呆然とするような口調でした。一般論としてもそうですが、実の家族が子に向けて放った言葉としても哀しくなります。私がカミングアウトしていないので自業自得ではありますが。

 

人恋しさから、食事会にもいつものように参加。いつものお店は満員だったので別の所でしたが、豚の骨をはじめ美味揃いで満足でした。池袋、中華の穴場多いですね。

それはともかく、話を聴いてくださり感謝感謝…。食事会や前後のTwitterでの相互さんとのやり取りで色々考えましたが、髪はこれ以上切らずに誤魔化して臨みたいと思います。自分を大切に。切った場合の未来を想像すると、鬱まっしぐらだったので。親は何かあっても責任を取ってはくれない。

納棺まで24時間を切りましたが、未だ罪悪感の只中に。最悪は縁切りか…覚悟、決めないとな。