ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

常識は真綿の如く

昨夜は殆ど眠れませんでした。というのも、祖母の四十九日終わった旨実母から連絡があったのですが…なんとも息苦しい12分間。

 

四十九日の次は百箇日法要。亡き祖母はともかく原家族には変わらず会いたくなかったので、実母から都合を訊かれ濁しました。すると『たった一人の孫なんだから…頼みますよ…』『次に死ぬのはパパやママなんだから、今回も色々(葬儀の手続きを)教えたかった』と参加を強く求めてきました。”常識”…まぁなんと強い武器ですこと。所属するオーケストラの本番が近くて練習が多いから*1候補日が出たら連絡してほしい旨を返答しましたが、『有給休暇を取って』と念押しされました。11/10~15の中で、平日の可能性もあるそうです。

その流れで、私の所属オケについて実母から『千葉でなんかやってなかった?演奏会』と訊かれました。演奏会はやっていなかったのでそう伝えると、『なんかインスタで千葉でやってるの見た気がするんだけど』と。おいおい…それ先月末の合宿ですよ…。どうやら、弊オケのInstagramアカウントを特定したっぽい。そこへのフォローやいいねから私のアカウントを辿られる危険性が高いので、電話の後に慌ててブロ解。いいねは全部取り消ししました。実母のアカウントもとある手段で特定しましたが、ブロックすると仮に私のアカウントを見つけられて勘付かれた際にむしろバレるので、ちょっと様子見。同じIDの文字列を用いているTwitterも、プロフィールから原家族が知り得る情報を消した上で鍵をかけました。当分はこのままです。

 

また、上記話題ののち実母から更に話があり、どうやら祖母は私に生命保険をかけていたようです。支払いは祖母の口座からの引き落としだったのですが、実母曰く『いきなり毎月15000円だと大変だろうから』取り敢えずは引き落とし口座を実母にして継続するので私と保険会社とで日程を調整して1週間以内に会ってくれ…とおっしゃる。口座変更の際に必要な手続きとして、本人と保険会社とが直接会った上で本人確認資料も提出せねばならないとのこと。

これ、何が怖いって*2私の医療機関受診情報や健保等が知られてしまわないかってことですよ(保険は入ろうと思っていた頃には今より収入が低くて、入った方がと思う頃には諸々通院中なので無知ですみません)。本当は私の「継続しないでいいよ」の一言でいいはずがその選択肢が無いのは、実母の『亡くなってすぐ辞めるのも整理つかない』という個人的感情によるもの。私の病歴から考えると保険にこれから加入するのは厳しいし、円満な家庭であればありがたい話なんだけど、それ故に断るという意思を通しにくい…というか表明しにくい。

取り敢えず保険会社との会談に向けて、口外されたくない情報をまとめて依頼書を作りました。深夜に。本件、私のことなのに私の意思が不在で話が進められているのが本当に不快!!例えば実母は『生命保険を契約していたんだけれどこれからどうする?』とは私には言わないのだ。私が断る想定をしない…というか、断るという可能性すら頭をよぎらない程に当たり前に自分の話を私が飲むと実母は考えているようにしか思えません。結論ありき。昔から実母は、自身の意向に反する選択肢を最初から用意させないのだ。故に私は少なくとも思春期に入ってからはずっと本音を言えなかったと思う。例えば内部進学したいとか、例えば修士課程を続ける自信が無いとか。それらの私の反論は、私の喉を出るより前に実母により言葉巧みに”常識”で以て丸め込まれてもいました。”常識”というフィルタでのみ私を見続ける限り、今後も実母を信用するつもりはありません。

 

私が支払を負担する…という話になれば、その後すぐに解約してしまうのだけれど。保険会社も恐らくは実母の味方だしバックには”常識”がついているのでその選択肢はまず取れないだろうな。「もうワシもいい歳だし自分のことは自分でしたい。真に自立をさせてくれや」と仮に言ったとして、『せっかく払ってあげるんだからありがたいと思わない?そんなこと普通無いよ〜?』などと言われるのが目に見えている。取り敢えずは書類とボイスレコーダーを携え、心して保険会社と対峙せねば。

 

…はぁ、書いていて逆流しそう。ほっといてよ、もう。

*1:もちろん都合なんて合わせるつもりは毛頭ない。

*2:GID治療のことはおろか、循環器科のことも現職のことも全て隠しているので。