ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

職場とセクシュアリティ #3-6

今夜は毎月恒例の「職セク」だったのですが、定時ダッシュで向かうは池袋…ではなく自宅。

実はCOVID-19の影響により会が行われる施設自体が休館になってしまいました。しかし会自体は中止にはならず、オンラインでの開催が決定。恥ずかしながら初めて使ったのですが、Web会議アプリの「Zoom」。こちらを使ってメンバーの顔を見て話しつつ、チャットで文字メッセージや資料のURLを展開していけて、思いの外快適に過ごすことができたと感じています。

zoom.us

 

今回の事例はシフトカットについて。LGBTQイベントに参加した様子が動画に撮られてモザイクも無く晒され炎上。動画は消されましたが不当なシフトカットが始まり、COVID-19によるお客減少もあって勤務日数は当初の条件から半分以上激減。ネット炎上のリスクや感染症拡大といったホットな話題で構成された、とてもリアリティのある事例でした。

今回のシフトカットはパワハラにも該当する可能性が高いものでしたが、私としてはどうしてもこのバイト先に留まりたい理由が無い限りは早めに辞めた方が良いと感じました。当事者目線ではアウティングだけれども、この人はカムをするつもりは無かったようだし。シフトが減らされてできた空き日で別の働き口を探す…というのは非正規故の身軽さなのかも知れません。

 

また、私自身のネットへの関わり方も今回は考えさせられました。私は基本的に自分のアカウントで自分の顔を晒すことはしていません。それは自身の醜さというかノンパス具合から叩かれるのが明らか…というのもありますが、基本的には自己防衛。最初に働いた業界が、仕事の場以外で利用者さんとの関係を持たぬことを強く規定する業界で、そう教わってきたというのもあります。ただし、友人らとの数名~集合写真をFacebookにアップするとか、演奏動画の収録とか、そういった所では毎度毎度顔を隠すとか映らないとかはできません。現実的ではない。掲載可否の話くらいはしますが。

などと言っておきながら、一方ではカミングアウト動画に出演したしTRPのパレードでも顔は隠していない…。これは「どうせLGBTQ関連メディアなんて職場の人も原家族も見やしない」と考えていたためです。それは今まで関わってきた中での感触でしたが、まぁ舐めてかかっていたとも言えます。今後、何かの形で見つかってしまうとも限らない。*1事実、実母には特定されかけたこともあります。この一件に加えて今回の「職セク」の事例。性別移行・治療の為に生活パターンを整える段階にあって、そろそろ写真や動画については慎重にならねばと思うのでした。

 

閉会後の食事会等々もオンラインにつき残念ながら無し。やっぱり生身であの場に集うことが毎月の楽しみにもなっていたのだなぁと痛感します。いつもの店、次はいつ行けるかな。

*1:私の所属オーケストラのinstagramを実母・私共にフォローしていた。いいねを辿って特定される可能性があった。その為所属オケのinstagramはブロ解し、自身のアカウントには鍵をかけた。