ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

#おうちで交流会Aroの部0502

何度となくイベントに参加させて頂いている「にじいろ学校」さん。COVID-19の影響でTRPをはじめ数々のイベントが休止になった煽りを受けてか、対面でのイベントも行えない状態。しかし、自宅で過ごす時間が多くなっていることを受け、なんとハッシュタグ使ってオンラインで交流会が行われることに。ご丁寧にプロフィールのテンプレと質問集まで用意して下さっていたので、私もちょこっと交じってみました(画像は公式アカウントよりお借りしました)。

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対象は『アロマンティック、その周辺のセクシュアリティ当事者、当事者かな?当事者の話を聞きたい』人達。拙ブログではトランス関係の投稿が多いので忘れられがちですが、アロマンティックアセクシュアル当事者の立場からの参加です。ハッシュタグ #おうちで交流会Aroの部0502 を辿ってみると、どんどんと投稿が出てきました。年代は30代以上が少ない印象を受けましたが、地域は様々。相対的に東名阪が多めな気はしますが、全国の関係者の考えに触れられるのは新鮮ですね。

また、20代前半以下となると、学校の授業や知識のある友人からの指摘を経て自認に至った方も多いようで、世代の差を痛感。7年以上も離れていればさもありなん、か…。私は情報がインターネットにまだまだ出回らぬ中で検索に検索を重ねて「アセクシュアル」という言葉に出会ったクチなので、直でこれらの言葉にアクセスできるだけでも恵まれていると思います。他に印象的だったのは、女性に生まれた方が多かったこと。国立社会保障・人口問題研究所(2019)の調査(n=4285、リンク先pdf注意)でも、アセクシュアルと回答した割合は男性0.3%・女性1.1%とありました(n=33)。その他ジェンダー観規範による所もあるのでしょうが、男性生まれの方が自認に至るまでの過程は私自身のこともあり色々な意見を聞いてみたいですね。この言葉で救われることってあると思うので。

 

私の投稿内容に関しては、ハッシュタグを辿っていけば見つかるかと思います。ただ、twitterだけでは書ききれないこともあるので、追い追い拙ブログでも補足的に記述していこうと思います。なので、最後に今回のイベントの所感など挙げておきましょうか。

良かったこと
  • 時間や場所を選ばないので自分のタイミングで参加でき、普段会えない方とも交流できる
  • 生身のイベントに比べて圧倒的に多くの方の考えをじっくりと知れる
  • テーマやプロフィールはパスもOK且つオンラインなので、投稿までのハードルが低く対面比で周囲の反応をあまり気にせず良い
気付いたこと
  • 時間が区切られていない分、「イベントの場」への集中したコミットは生身より難しそう
  • 閲覧や反応が対面時と異なりツリーによる一人ひとりの時系列形式継次的)になる都合上、同時発生的なグループとしての力動は醸成されにくい気がする
  • 「好きなもの」の項目について(私もだけど)ざっくりしたカテゴリの記載になりがちで、雑談的な話の展開はしにくいかも知れない

 

こんな感じでしょうか。総じて、色々な方の考えに触れるという点ではとても面白い試みだったと思います。"その後"に繋がるかどうかを考えると生身の方が良いと感じてしまうのは、私が昭和人間故ですかね。次回(できれば生身で…!)のイベントも楽しみにしております。