ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

バレた!?

弊社入職以来最もヒヤリとした本日の一コマ。

 

仕事上でいつも絡む例のパートさんの所に書類を受け取りに行ったら、ついに訊かれてしまいました。

 

『○○君どこまで髪長いの?結構伸ばしてるよね?』

 

一気に血の気が引いた。咄嗟に「首くらいですかねぇ」と嘘の返答。実際は先端が鎖骨に触れるくらいはある。そのまま間髪入れず「まぁ髪がある内じゃないとできないので。父も若い頃からかなーり頭が寂しいのもありまして」と使い慣れた言い訳を付け加える。「髪が薄くなる前に一度伸ばしておきたい」、髪を伸ばしていることを職場の人に指摘された時の為に用意している表向きの理由です。
この誤魔化しを受けてパートさんは『まぁオヤジじゃできないからねぇ。うちの息子は大丈夫そうかな、アタシの家系を受け継いだみたいだから。旦那の方を継いだら悲惨だったかもね(後略)』と話題を移してくれて、頭髪の遺伝について少しだけやり取り。その後すぐに受け取った書類に関する確認事項もあったので、"最大の危機"は取り敢えずやり過ごせた格好。

 

尚、こう言われた際にパートさんは私が立っている姿を真横から見ていました。ワイシャツの中に髪を収納していても、横からだと髪の先端がどこにあるか見えないから気付かれてしまうんですかねこりゃ…。結び目が膨らまなくても、襟の上の髪が不自然に丸いシルエットを作ってしまう。

今の*1"収納方法"は、髪が伸びてきたが故に崩れにくいもの。ですが、1人とはいえ遂にかなりの長さに伸ばしていると勘付かれてしまったことや、1ヶ月半後に法事を控えていることを考えると、現時点での長さもそろそろ潮時なのかも知れません。

『いつまでその定型句を使うつもりだ』『本当のことを言わなさ過ぎ』『移行する気があるのか』、そのような指摘はごもっともです。ただ、この絡みでヘマをしてしまうと*2何もかもを失う可能性が高いので、臆病にもなります。火種が燃え広がらないと良いのですが…。

*1:硬くて小さいゴムで後ろ一つに結んで、結び目が襟で隠れるようにゴムの位置を下げてチョンマゲごとワイシャツの中に入れる。

*2:カミングアウト→クビ→収入を失う→家賃を払えなくなる→実家へ強制送還→断髪→結婚圧力をかけられながらの座敷牢生活で治療中断、の流れ。