ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

お前ほんとにタマ付いてんのかよ

ギャハハハハハ、って言われそう。いやそんなこと学齢期に一度も言われたこと無いんですけどね。「男」っていう対極の位置に居たし、寧ろルックス的には言う側でした。誰かに言ったことも無いんですけどね。

 

何かと言うと、ナニの話。

睾丸摘出をしたい思いが(常にあるにはありますが)また強まってきています。早ければダウンタイムを確実に確保できる5月の大型連休にやりたいと思う程に焦っているというのが正確でしょうか。投薬の量を増やしてはいますが、それに負けじと男性ホルモンが作用して男性様の加齢・変化が更に出てきている気がしてならないのです。顎伸びるなよこれ以上……。"諸悪の根源"は早めに断ちたい。

当初は昨秋に行いたかった摘出ですが、躊躇いもあるのです。男性の身体への嫌悪感が強く「使う」必要性も予定も無いのに、要らないのに。本当は「使い」たいとか、取らないまま望まぬ方向に変化していく身体を受け入れたいとか、そういう訳でもない。それなら一刻も早く摘出の為の行動を起こすはずだし、多くの当事者さんがそうしてきている。なのに躊躇っている意気地なしには、『睾丸摘出もやれないなんて、お前ほんとにタマ付いてんのかよ』との誹りも免れません。

 

やっぱり、更年期症状や抑うつ症状は心配なんですよ。今もちょうどホル切れによる(と思われる)乗り物酔いに似た感覚がありますが、これくらいで済むなら耐えられると思う。でも、主治医によると摘出前よりも後の方が投与に伴う反応が大きくなるとのこと。今まで以上に具合が悪くなることがあって、それで日々の生活に支障をきたしたりますます気分が落ちてしまうことを思うと、踏み切れずにいるのです。

現実的には大型連休は引っ越しに使った方が良いので、最速でできる可能性は実際のところ皆無。なので考える時間はまだあります。……いや、無いか。日に日に男性化は進んできている。気持ちは無くなるどころか強くなっているので、どこかで上述の懸念は受け入れねばなりません。定期的な投与である程度は対処できても、その「ある程度」からこぼれるものもカバーできなければどうしようも無いからなぁ。カミングアウトしない以上は。