ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #47

今年度最後のジェンクリでした。駅前は桜の時期なせいか緊急事態宣言解除のせいか人が多く、さながらBefore COVID-19。さっさといつもの道を歩いて中に入ると、心なしか待合室も人が多かったような気がします。

 

ひとまず主治医には引っ越し計画の進捗を報告。明日からいよいよ内見がはじまり、審査までうまくいけば大型連休に転居の見込みであることを。加えて、仕事でも昨日あったできごとに関して色々と。

久々登場した弊社の"例の保健師さん"。服装がお洒落だと褒めてくださったのはともかく、その時に『ブラウス』という単語が最初に出たことで、「やはり何か気付いているのでは」と考える私。主治医のどこかハッとしたような表情がまだ瞼の裏に残っています。事情を伝えるべきかと思いつつも、年度替わりに加えて引っ越しやら失踪やらで慌ただしくなることを考えると少なくとも大型連休が終わるまでは、向こうから何か言われない限りそれは控えようというのが私の考え。主治医からは同意のお言葉。藪はつつかない、というのが落ち着くまでの方向性です。

 

実際、仮に私が職場にカミングアウトをしても退職に追い込まれなかったとして、すぐに各種扱いを変えてほしいわけではないんですよ。取り敢えずは髪をワイシャツの外に出すことだけ許可してもらえれば、それだけでも御の字だと思っています。首や肩の凝りという健康状態への影響も出ているのでね……。とは言え、髪一つ取っても実現可能性が限りなく低いことはわかっているつもりです私も。首の痛みか馘になるかの二択なら迷わず前者を取ります。主治医が私のこの考えを少なくとも否定はしなかったのも、「自分のことだけ考えてただ診断書で殴るだけ」が悪手であることを示しているのではないでしょうか。

 

とにかく、今は引っ越し計画の成功だけを見て動くのが吉でしょう。ここが変わり失踪を果たせなければ、落ち着いて考えられるはずのことも考えられませんから。