ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

女性の方

午前中、私の部署がある執務室に営業の新人さんがやってきました。声をかけられたのは私ではなく直属の先輩。私と先輩とで管理しているある資材がご所望のようでした。「あぁアレね。先輩がもう動いているし私は今手が離せないし、先輩にお任せしよう」と思いながら会話を聴いていたら、相手方から不可解な言葉が飛び出したのでした。

彼が曰く、資材について『(先輩)さんかもう一人女性の方に訊いて、と指示を受けた』のだそうな。待て、この資材を管理しているのは先輩と私の二人だけだぞ。それで先輩じゃないもう一人が『女性の方』?ちょっと……頭を抱えました。

 

まず、私とその新人営業氏は担当案件的に絡みが(まだ)無い。そして、彼に指示した上席も新人氏と同時期に中間管理職待遇で入職してきた人。同じく絡みは(まだ)無い。確か、新人氏とは一度電話でやり取りをしたと思う。その程度の接点。でも彼は、その資材を私が他の営業の人に渡す場面を何度か目にしているはず。それで何故『女性の方』などと?

……って、ここまで書いて気付きましたが、先輩と指揮系統外の女性上司の2名で管理している別の資材があったのでした。多分彼はそちらと勘違いしたのだろうな。結局は「男性の方」が管理している物だったけれど。1ヶ月半程では他部署の顔と名前まで一致してなかろう。ぬか喜びでしたな。

 

だって、弊社に限って男女の誤認は「ありえない」。スーツ・ワイシャツを着ているのが男性で、そうでないのが女性。一発で見分けられます。もしそれでも私を誤認していたら一大事ですよ。電話口での声が高かったからって、流石にそれで間違えることも無いと思うし。これ、お前の目は節穴かとかそういう話じゃなくて『最近入職した職員の中で、あいつは結局どっち"だって噂になっている』みたいな事態が起こったら、未カムの身には都合が悪いだけのこと。こういう話は火種になりかねませんからね。

まぁ、それでも私の弊社での男性認識は揺るがないし、タッパからして「ありえない」とわかるものですが。新人氏は別の資材の管理者と混同していた、これでおしまい。とっとと切り替えよう。