ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

太陽の季節

遂にこの人が鬼籍に入りましたね。仕事中に通知が来た時の衝撃と言ったら。亡き母方祖母曰く初恋の人であり恋人だったそうだが、物事を大袈裟に言いがちな人だったから真偽はわからぬ。

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作家・政治家としての功績を讃える報道が暫く続くでしょうが、功罪の功ばかりでなく罪にも目を向けるべきだと、殊この人物に関しては思います。言い方は悪いけれど、「何も詫びずに逝きやがって」くらいの台詞は……ね、吐きたくもなりますよ。悪い意味で伝説的な「ババア発言」をはじめ、ALSは業病だの同性愛者は『どこか足りない感じがする』だの『女装男タレントの流行は世の中が狂ってきた証』だの、枚挙に暇がないったら。当事者としての自分(達)に向けられた発言が不快なのは勿論のこと、非当事者の立場から見ても「おいそりゃ失礼にも程があんだろ」と腹の立つ差別発言の数々を世に*1残し、もとい放ちましたっけね。

とは言え、人によっては氏の発言に共感するだろうし、反感を覚えている私は国賊なのかも知れません。もし本記事の投稿後に私が国賊だと、或いは氏に追従して『足りない』奴だと言われたら、それこそがあなたの自己紹介となるでしょう。そういう意味で、氏は"俺達"にとって"真の愛国者"だったのかも知れません。

 

冥福を祈るのは他の人に任せましょう。「憂国の士」が踏み付けてきた人は、確かに生きているのだから。

*1:残したのは爪跡でしょう。