ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

渋谷区講座「Xジェンダー・トランスジェンダーとシューカツ」

今日の午前中は久々の対面イベントでした。渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>主催による主にLGBTQ当事者向けの講座「渋谷にかける虹」がどうしても参加したいテーマだったので、ジェンクリの予約を夕方にずらしてまでねじこみました。

 

今回のテーマは「Xジェンダートランスジェンダーとシューカツ」。労働問題に関して特にTに絞っており且つ当事者限定のものは意外と貴重なので、逃す訳にはいかず。講師は(株)JobRainbowのWebエンジニア・高松氏。MtFと公表しJobRainbow社にて勤務されている方で、別媒体でかつてインタビューが掲載されていたのでご覧になった方もいるのではないでしょうか。

参加者は私含めて4名。この情勢というのもあるのかごく少数となり、テーブル1つに全員集合。前半は講師の体験談を交えて就職選考や就労に伴う困難についての講義。既知の内容が多いと感じたのは、今までの自身の蓄積あってこそか。『会社との対話を軸にする』『誰もが安心して働く権利がある』という講師が語る仕事上大切な心構えは、お言葉ですがキラキラした"勝者の論理"にも思えました。しかし、自分が納得できる選択を取ろうということについては方向性の一致を見る。講師が曰く、『トランスだから』と自分で自分に障壁を作っている所があるのではないか、と。私は基本的に自分の(特に労働市場における)無能さは事実だと捉えていますが、そのような捉え方もありなのかも知れない。少なくとも、採用選考というフィールドにおいてはそう捉えておかないとやっていられない……というのはありそう。

 

私はこれから恐らく在職トランスの望みを自ら打ち砕かれに行く(或いはその前に身を引く)のですが、その時に上記の状態まで自身のマインドを持っていけるか。良い意味で開き直れるか。そこが大きな課題なのでしょう。失職はイコール実家強制送還を意味するので、最低でもブランク無く食い扶持をキープすることを目標にしておきましょうかね……。