ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #39

昨日は結局ジェンクリに行きました。この落ちた2週間。性別移行を辞める一歩手前まで行ったこと、自暴自棄であったこと、そして主治医の『(私の容姿は)恵まれている』という言葉が信じられなかったことを、謝罪と共に主治医に報告しました。

予想外だった様子の主治医は『思ったままを言ったつもりだったのですが』と。私が気を遣わせて言わせてしまったのかと思ったと言うと『撤回しますね』と主治医。RLEの面でも重要なのに今まで自分の容姿の話をしてこなかったのを後悔していると重ねて私は伝えましたが、どうも主治医はこの話題にこれ以上触れたくなさそうでした。

 

加えて近況として、「戸籍に読み仮名も追加される」政府決定が今までのどんなニュースよりショックだったことにも触れておきました。

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主治医もご存知だったこちら。2024年度からということはあと3年と少し。せっかく本名が読み方の変更だけで女性名にできる名前なのに、私の性別移行のペースを考えるとほぼ確実に間に合わないので、タイムリミットの近さに焦燥感を覚えていると打ち明ける。読み方の変更自体は役所ですぐにできるのに「間に合わない」とする理由は、健保・年金・給与振込先口座で職場にバレるから。政治家の失言をはじめ、お上のネガティブなニュースは多く見てきたつもりでしたが、その中でも自分に直接関係してとても凹んでいるし悔しいです本当に。

 

 

そうそう。忘れずに、今は悩みながらもメンタル面では戻りつつあること、体調や睡眠には変化が無かったことも併せて伝えましたよ。じゃなきゃジェンクリだって無断キャンセルしているでしょうから。

当初は今くらいの時期に予定していた睾丸摘出は早くて1年後でしょうかとも話したせいか、治療の意思はまだあると判断して下さったのでしょう。注射も継続で12月に血液検査。定期的な投与を行いつつ慎重に移行・治療を進める方針は変わらずですが、どうにも主治医が静観から動かないような気もしています。私の容姿への「本当の」評価とか、カミングアウトをいつまで経ってもしない臆病さへの叱責とか、そういう直面化が一切無いことへの焦りが私の中にある。自ら望んで宙ぶらりんになっておきながら、それを終わらせてほしいと願っている。

言って頂けないと永遠にこのままなのかも……というのは流石に人任せだよね。