ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #30

血液検査の結果発表ということで、緊張の中向かった本日のジェンクリ。空いている待合室にも慣れてきました。最近はバッハの無伴奏チェロ組曲をぱたりと聴かなくなってしまった。早速主治医から結果が返されました。肝機能が基準値の中ではやや上の方に位置していたのでそこは注意していこう。外出が激減し懸念だったDダイマーは0.5未満。ウォーキングやヒップアップストレッチが奏功しているようでひと安心。

 

さて、もう一つ懸念だったテストステロン値についてはこちらも0.5未満。ここ数回はずっと0.5前後で推移しています。これならそろそろ…と思い、年内には睾丸摘出を考えている旨を主治医に打ち明けました。主治医からは当然ですが『メリット・デメリットをよく考えた上で決め』るようにと言われ。SRS時の材料が減ることは勿論、今いくらテストステロン値が低くても、睾丸摘出をするとホルモンバランスの乱れがより大きくなり意欲低下や更年期症状が出易くなることも併せて釘を刺されました。

私の場合は年齢も考えてこれ以上の男性化を抑制したいことや、経済的・社会的事情によりSRSはかなり先(少なくとも2、3年という次元ではない)になることが摘出を考える理由であることは改めて伝達。

尚、ガイドラインに沿った形では睾丸摘出にも主治医の意見書が必要になるそう。SRSに準ずる手術というのが理由らしい。私の方で時期を決断したら、手術する医療機関への連絡と並行して主治医にも報告し、意見書作成という流れになります。

 

他には職場で「含みのある反応」をされて気になっていることも懸念として挙げましたが、カミングアウトのタイミングは見誤らないようにと喚起されました。流れと勢いに任せて…というのが昨日の勉強会の事例にもあったせいかつい意識してしまいますが、するならば時期と人を選んで慎重に慎重に。石橋を叩くことはこと性別移行では足を引っ張ることにもなりかねませんが、安心安全を意識する権利くらいはあるはずです。