ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ホルモン注射 38本目

さて、昨日の記事の最後に言及した「気がかりな一つの数値」。これを無視する訳にはいきませんでした。

 

それは、テストステロン

予想通りだったでしょうね。こいつ、今年に入ってからの血液検査では1ng/mL未満(閉経前女性の基準値は0.5未満)に抑制されていたくせに、今回の検査では1を少しだけ上回ってきやがったんですよ。おかげで男性の基準値内に入ってしまって

採血時の状況は過去と大きくは変わりません。「2週間前に卵胞ホルモンデポ剤10mgを注射して、10日後より指定の塗り薬を朝晩各2プッシュ塗布。採血時刻によって最後の塗布は前日夜もしくは当日朝まで」です。それなのに、それなのに!!私の元々が強い強いテストステロンは!!ほぼ下限とは言え男性基準値まで"回復"してしまった!!この事実が本当にショックでした。睾丸が残っている限りは起こり得る「揺り戻し」。た ま た ま 今まで無かっただけで、まだまだ男性化が進む現実を改めて直視させられた格好です。

 

この結果を受けて、前々から考えていたことを主治医に相談してみました。それは、投与量の増加。増やすことによって今まで以上の男性ホルモン抑制作用は見込める、と主治医。曰く、治療の過程で量を増やしていく患者さんは多くおり、血液検査の結果からも増量してすぐに問題は起こらないと見込めるとのこと。かくして、増量の許可がおりたのでした。従前のデポ剤10mgから15mg(1.5A)に。血栓等があったらこうはいかなかったので、私も健康に気を付けていた甲斐がありました。

身体には今まで以上に負荷がかかることでしょう。その不安は勿論あります。だからこそ年末年始で仕事の無いこの時期に、じっくり自身の身体の変化を10mg時と比較して、この量で継続できるか見極めようではありませんか。

 

睾丸摘出はできれば来年受けたいと思ってはいます。大型連休か或いは11月の連休+有給休暇か。それでも、私を取り巻く種々の社会的/経済的状況によってはその通りにいくとは限りません。私としては摘出までは1.5A/2w→摘出後は1A/2wと考えていますが、色々な可能性を持っておかねばなりません。SRSまでが10年コースになる以上はね。

あ、そうそう、注射自体の痛みは量が増えただけなので大して変わりませんでした。眠気やぼーっとする感も変わらず。これまた年内最後ということで。年明け一発目の注射は泌尿器科になるので、今回の件を報告しあちらでも相談することにしましょう。