スマホの写真を整理していたら、衝撃的なことがありました。ギャラリーアプリに写真を人物ごとに分ける機能があったので覗いてみた時のこと。元々少ない自分の写真が、本来撮っているはずの量よりだいぶ少なかったんですね。そうしたら、治療前の私が別人として区分けされていました……ｗ 中でも直近のマイナンバーカードでさえ、昔の私として他と一緒にまとめられていたのには驚いた。あの写真は5〜6年前だったかな。残りの写真は8〜9年前のものが多い。対して今の私ギャラリーは古いもので4年前くらいのもの。
明日はちょうどジェンダー外来の初診から4年の節目ですが、そんな"初期"でも昔とは違うものなのでしょうか。ホルモン投与やスキンケア、ヘアケア、髭脱毛、メイク……。自分ではそれらを以てしても全く変わらなかったつもりだったけれど、思っているよりは変わったのかも知れません。というか老けてんなー。
連続的にトランジションしてきたはずが、機械は別人と認識した。まぁASUS端末にプリインストールされているギャラリーアプリの人物判定がガバガバだと言ってしまえばそれまでですが……。でも、治療開始後にとある音楽仲間と久しぶりに再開した際の向こうの第一声が『どちらさまですか？』だったのを思い出しました。私が『自分らしく生きることにした』のだとあちらがわかった上でそう言ったにしても、以前の記憶とすんなり繋がらなかったということなんですかね。
それでもマイナンバーカードを提示して『ご本人様ですか？』と言われないあたり、人間が見ると大して違わないのは確か。過去を知らない人にとってはカード上の写真と眼前の私は問題無くイコールで繋がるもののようです。ここの食い違いを体験せずにすむのは、果たして幸いなのかどうか……。"半人前"な気はどうしてもしますがね。
