ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

がんへの恐怖

が、ずっとどこかにあります。

 

原家族絡みで言うと、母方祖父と父方祖母をそれぞれがんで亡くしているので遺伝的な素地あり。また、体質上できやすいほくろについて、頻りに『メラノーマになったらどうするの!』と実母から皮膚科受診を半ば脅しのように勧奨されていたことも。でも、母方祖父は急な進行、父方祖母は年齢的に緩和ケアという具合に、発覚前と同じ日中活動を治療しながら続けるというロールモデルは不在だったのです。

そして今。何かしら身体に不調や今まで気付かなかった感触があると、すぐにがんを疑い調べる癖がついてしまいました。治療の都合上、何もしていないAMABより発症リスクの高い乳がんに限りません。舌、歯肉、唾液腺、甲状腺咽頭、肺については口内炎?ができてからあらかた調べましたね。明日受診予定の歯科で何を言われるか、怖くて怖くて仕事も手につきません(最低限やるべきことは済ませているけれど)。

 

何故こんなに怖いって、一番には「いつもどおりが崩れること」なんでしょうね。場所によっては(というか口腔だったら)趣味の活動を二度とできなくなる可能性が高く、今と同じフルタイムの仕事を続けられるかもわからない。勤務時間や仕事内容についてもだし、治療費を工面できるとは思えない。だから必然的に実家に戻されることになるだろうし、そうなれば「身体と心、どちらが先に死ぬかチキンレース」をして無為な毎日を過ごすことになる。一瞬でこういう未来になるのが目に見えているのに、いつの間にかひっそりと身体に変化を及ぼしており気付いた時には初期とも限らない。だから私はがんが怖いのだと思います。

まぁ、他のいわゆる大病も等しく怖いは怖いのだけれど、国民病と呼ばれる程の疾患群ですから、我が身に降りかかる可能性の高さを考えると不安が止まりません。

 

……でもね、余談ですけど、煙草は吸わずお酒は多くて月1〜2回程度の機会飲酒の私が患って、真逆の生活習慣で過ごしている人が患わないということはあり得る。だからこそ、「何でよりによって私が!」と悔しさや怒りを爆発させたい気持ちはあるんですよ。受診して検査の結果が出てから言え?それはそう。