ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

胃&大腸内視鏡検査

やり遂げましたよ私は。戦々恐々の内視鏡検査当日。早朝から2リットルの下剤をちびちびと飲み、検査までに排泄した回数は実に10回。飲み始めて30分ほどした所ですぐ肛門にOh coming!!して噴水開始。それからは5〜10分間隔でトイレと友達になり、動画を観たり家事をしたりしながらも落ち着かない2時間でした。

 

そして遂に肛門科へ到着。なんと、ホームページでは経鼻・経口両方の内視鏡の比較を挙げていながら経口しか実施していないことが同意書から発覚。経鼻はできないのか訊いてみたものの、そもそも備えていないのだとか。落胆と同時に恐怖が増幅されてしまいましたが、解像度が段違いと言われてしまえばまな板の上の鯉になるほかありません。

医師の態度は「不安に寄り添う」とはかけ離れたチャキチャキ、テキパキしたものでしたが、妙に確信を帯びた『辛く無いようしっかりやりますから』との言葉はまさにその通りのものでした。点滴を着けられて検査台に寝転び、まずは胃カメラですわ。マウスピースを取り付けられて看護師さんから『じゃあ眠くなる薬入れますねー』と言われ、いよいよかと思った次の記憶は、もうリカバリールームでした。胃が終わって次は大腸なのかなと思ったら、両方終わった後。ありがたくも眠ったまま全てが過ぎていたのです。薬の力に感謝。

 

その後、帰宅から昼食までの記憶は薬の作用であやふやなのですが、診察室で医師から『どっちも綺麗でしたよ』と言われて安堵した感覚だけは残っています。蓋を開けてみれば何もなかったわけですが、年齢も年齢なので今回受けることができて良かったです。「どんな検査か」も体感できたわけなので。この1ヶ月を通じて、消化器を労る生活を心がけねばと改めて思ったのでした。