ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

明日はいよいよ

先月頭にオーダーしたスーツの仕上がり日です。10年ちょっと前の+15kg程あった頃に作った(一応当時も大学入学祝ってことでオーダーだったのですが)スーツをウエスト詰め等して騙し騙し使ってきましたが、当時と体格も変わりブカブカになってしまいました。全体的に横に広く、特に嫌いな肩幅が強調されてしまうので、嫌だなぁと思いつつもズルズルと着続けていました。

 

さて、ではスーツを新調しようと思った矢先にまず出てきた気持ちがありました。罪悪感です。

新調はそれ即ち両親が「私のことを思って」買い与えたスーツに対する「もう着ない」宣言でもあるので、その旨を伝えることで「せっかくなのに勿体無い」「○○円掛けたし腕の良いテイラーさんにもお願いしたのに」と真綿で首を絞められることが容易に想像できます。実家に黙ってスーツを売るなり捨てるなりすれば良い話なのですが、それができず処分の手段で「スーツを実家に送りつける」ことを取ろうとしてしまうのは、私の甘さです。種々傷付く仕打ちを受けて尚、両親に見切りをつけられない私の甘さ。

 

…話が逸れました。そんな訳で罪悪感を抱えつつも、やっぱり体格に合って且つ自分が着たいと思えるスーツが着たい!との思いから、この度オーダーに踏み切った次第です。

 

時期はズレちゃったけど、このスーツは自分への誕生日プレゼントであり望む在り方で生きたいという決意表明のつもり。デザイン等々は受け取ってからのお楽しみということで。待ち遠しいなぁ。

スキンシップ

性嫌悪がある等で全然ダメ、という人もいますよね。私はどうだったかな…

 

実父から触られるのは小さい頃から一貫して苦手でした。酒に酔って撫でたり吸い付こうとしたりされることが多かったので、そもそも肯定的なスキンシップを受けていなかった可能性大。

それに反して実母には、引きこもって心荒みし小学生時代は自ら触れに・抱かれに行っていたと記憶しています。今思えば退行だったろうと思います。そのせいか中学を過ぎても実母の方から触れてくることも多かったのですが、私が自身の性のことや実母から受けてきた諸々に思い悩むようになってからは一転し私から突っぱね。

 

その他家族以外の人から触れられる機会自体はそうそう無いんですが、数少ない記憶を思い起こしてみると…うーん…やっぱり苦手ですね。自身のパーソナルスペースが割と広いのもありますが、不意に・許可無く領域を侵犯されるのは不快。特に皮膚と皮膚の接触になると尚更。相手が善意でやろうとしてる場合は申し訳無くなる。

こちらが気を許している相手から予め断りがあった場合とかなら大分平気ではありますが。限定的だなぁ。

 

…何と言うか、性嫌悪(もあるにはあるんですが)とか以前に「私が侵襲される!」ってプリミティブな嫌悪感のようにも思います(これ「悪い乳房」の話やん未だP-Sポジションなんか自分、って書きながら学生時代の記憶が蘇ってきた)。

 

なので、仮に対峙している相手が私が触れることを了承している場面があったら、私はそれをそのまま受け入れて相手に触れるというよりは、「そうは言っても嫌だと言われたらどうしよう」と散々悩んで「失礼します」と言いながら触れるのだろうなと想像します。

恋愛感情も無くそもそもそんな場面になり得るのかという話は置いといて。でも、恋愛抜きでも人を大切に思うくらいはしますからね、あり得る話かもだ。恋愛・性愛の介在しない触れ合いなら、ねぇ?

イヤリング

最近立て続けに3つほど購入しています。アクセサリーを色々探す中で、せっかくだしと手を出してみました。

 

ピアスではなくイヤリング。ピアスは高校時代に(身体の性別を問わず)穴を開けるクラスメイトが多かったのですが、私は痛いの嫌でついぞ開けることはありませんでした。働いている今の状況で新しく開けるのも変な目で見られそうだなと思い、イヤリングデビューです。挟んでいる感は着けていると気にならなくなりますね。

 

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面長の小顔効果が見込めるとの触れ込みを受け、手持ちは「丸くて大型」の傾向あり。左のやつがお気に入りです。真ん中の歯車モチーフは、今月にあるオーケストラの本番に向けて購入。今日初めて着けましたが、落ち着いた色づかいでこれからのシーズンにも良さそう。

 

イヤリングは3COINSをはじめプチプラでも種類が豊富なので、「ちょっと試す」のがしやすいと感じます。かわいさと小顔効果、二兎とも得ていきたいな。

名前

「親から子供への最初のプレゼント」だとよく言われる「名前」。付ける側の意思と付けられた側の意思は必ずしも一致する訳ではありませんが…。

 

私はちょっと複雑かも。全面的に好き!とも嫌い!とも言い難い感覚。

名前の漢字は好きだけど、本来の読み方と特にそのひらがな表記は嫌い。言いにくいしひらがなだと子供っぽくなるし。漢字単体ではそこまでオトコオトコしたものは使われていないのですが、組み合わせるとあら不思議!男性の名前の読み方になるんですねぇ。

…とは言え、その漢字の読み方を変えるだけで女性的な名前を名乗れるしそんなに無理矢理でもない訳だから、そればかりは親の気まぐれに感謝しておきます。小さい頃に聞いた話では私の名前候補はもう一つあったそうで、それも読み方を変えれば今の名前より自然に女性的になるものでした。漢字ってやつは読み方が多くて良きです。

 

余談ですが、よく小学校で出される[要出典]と言われている「親に名前の由来と意味を聞く宿題」?あれは私ほぼ通っていないのでやっていないし聞いてもいません。まぁ今更な話。

 

そうそう、名前の読み方を変えるだけなら役所で手続きできるんですよね。元々便宜上のもののようですし。下記サイトを主に参考にさせて頂きました。

(名の変更許可出た!)改名したい!読み方の変更手続きは条件も簡単でした。

ただ、付随して保険証とか年金とか変わっちゃうと職場でめんどくさいことになるのでまだやっていません。クレジットカードとか銀行口座とか関わるサイトの登録がガラッと変わると気が楽なんだけどな。

 

それはそれとして、全く新しい名前を一から捻り出さなくていい(通名感が薄い、まぁ通名なんですけど)ことと、上述の漢字表記の件は幸運だったと思っています。中学時代から既に友人にじゅりと呼ばれていたし、形に残ってはいないけれども一応使用実績は長かったり。

出費

どうにも最近、増えてます。主に服と各種ケア製品とコスメ。

見た目の移行1年目なので入り用になる物は多いです。最低でも休日に身に付けられてちょっとだけバリエーションを持たせるというだけですが、やはり一式揃えることになるので。

 

涼しくなったらどんな格好できるのかな、どうやったらメイク上手くなれるかなって考えるのは楽しいです。けれど、今までに無い勢いの出費には違いなく。

脱毛も含めた資金繰りの為に使わなくなった楽器のパーツを売ってぼちぼち入ってきてはいますが、もう一息という感じ。売りたい物が全部売れれば6桁にはなる予定なんですけどね。二束三文だけど、もう着ないメンズ私服をとっとと売りに出さないと…隣駅まで売りに行くの、地味に面倒で。

 

趣味や貯蓄も考えて。計画的に…いかなかったとしても、どこかでリカバリできる余裕は残しておきたいものです。ゲームの課金をしないとか、おかずの作り置きをするとか、本やCDを売るとか。

 

課金は自分にっ。

ジェンクリ予約

意を決して取りました。来月。

主にtwitterの相互さん・フォロイーさん経由で得た情報を精査して決めました。「結論がはっきりしてる人が行く」某ジェンクリではなく、「X系の方も通っている」との話の所に。家からのアクセスの問題もありますが。

 

電話を掛けようとしては躊躇い日を改めて…を数回にわたり繰り返しての本日。そうなった何よりの要因は、「X自認であるのに身体的治療を望む私が、受診の結果それを受けられないとの結論を下されることへの不安」でした。通院そのものよりも、その結果が不安だった訳です。先のことなんてわからないのにね。

 

予約の電話は日程調整とそこを知ったきっかけだけ訊かれて呆気なく終了。新卒時代に同系統のクリニックに勤めておきながら電話を掛けることに戦々恐々としていたのは、バックヤードではなく現場勤務だった故に電話を取る機会が無く、またいざ自分が受診するとなると上述の不安もあり緊張したからだ、と分析。もう、昔の話よ…。

 

ともかく、動き出さなければ戻ることが無いとしても進むことはできない訳で。それが(望まないことも含め)どんな結果をもたらすとしても、停滞している今よりは何かが見えてくると信じて。

いけないとわかりつつもフライングしてしまっている身体のコンディションにも関わる話だし。この一歩が良い方向に向かうといいな。

容姿

性違和が絡む話ではありますが、小さい頃からずっと自分の容姿が嫌いだったというお話。

 

小学校時代は(殆ど通っていなかったのでそれはそうなのですが)かなりの肥満体。僅かに通えた6年生の一時期も散々「デブ」という言葉を浴びせられ。学校の荒波に揉まれて来なかった私にはそりゃもうこたえました。そう簡単に変えられるものではないから。

 

中学は幸いにも別の小学校出身者が7割以上を占めていたので同じ罵倒が続くことはありませんでしたが、中1の時に「顔が支援学級の子みたい」と言われた時は中学生活一怒ったし悔しかったし自分の顔が大嫌いになりました(そもそも失礼だ)。

 

太っていたことと第二次性徴もあってか肩幅は広くなるし体毛は濃くなるしで、高校時代の水泳の授業は地獄でした。運動は不得手だし他のクラスメイトには無い毛が生えていて弄られるし。総合的には楽しいことの多かった高校生活も、これだけは汚点。

 

今思えばこの時点で自分の性違和やコンプレックスに時間を掛けて向き合っていれば良かったと後悔。

大学では一念発起して減量に挑戦。ゆっくりではありますが、卒業する頃には10kgは落ち今までよりはマシに。しかしやはり元の骨格というものは厄介で、ゴリラの烙印はそう簡単には取れず。

 

そこから紆余曲折あり今に至る訳ですが、体重は更に減り最大時-15kg。髭脱毛もまだ途上ながら1年。気を遣いだしたスキンケア。伸ばし始めた髪…

元の不細工さは変えられずとも、この数ヶ月でようやくマトモに鏡を見られるようになりました。容姿憎さで伏目がちな昨日なんてもういらない、と思えるまで一歩ずつ。