ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

下着 〜 下編

平日は身体の性別でスーツスタイルの私。下着を穿くとどうしても「ブツ」が動くことでの不快感が…。しかし今日は、私服の時にしているのと同じ「股潰し」の下着を着用しています(9/24の記事参照)。

 

平日に着用したのは初めてですが、やっぱり下の不快感は多少ーーーですがマシになります。固定されて「ブツ」が動かないので。そして気付いたんですが、メンズのスラックスって「ブツ」の分のゆとりをちゃんと取っているんですね…固定と言っても大したレベルではないのですが、それでも前がブカブカになっています。

補正下着でなくても、メンズでない物は設計からしてやはり違うのである程度固定は可能。最近は、いっそのこと全部下着を入れ替えてしまおうかと画策中。仕事の時もどうせ誰かに見られるシチュエーションなんて無いし、そもそもお手洗いだって個室しか使わないし。どこかで安売りしているタイミングを見て、実行しようかと思います。あ、でも一応実家帰省時の分だけは残しておかないとまずいか…。

 

何故私服を持参しているかと言うと、仕事が終われば大っっっ切な友人と約束した羊ディナーが待っているから💖 その為に平日は穿かない下着を穿いてみたら、インナーの移行も本格的に検討してみたくなった訳です。不快感を根本から取り除くには、「ブツ」を取らないとダメですが…。

さて、風邪でまだまだ本調子ではありませんが、午後もお仕事頑張りましょうか💪

医療機関での対応

性違和持ちにとっての関門の一つでもある、医療機関の受診。性別、名前、保険証、投薬状況…色んな要素が詰まっております。

 

さて、土曜夜から喉の痛みがあり、咳・痰に加えて倦怠感も出てきた昨日の私。仕事終わりに職場近くの耳鼻科に行ってきました。今までの耳鼻科は前職の通勤経路に合わせていたので、遠くなってしまったのです。

着いたらまず保険証を提出。身体の性別に加え、ご丁寧に名前の読み仮名まで書いてあります。問診票の性別欄には○を付けないで提出。受付の方が記入内容を確認していたのですが、性別欄が未記入なのを見て大きな声で訊かれました。

 

「男性の方でよろしかったですか?」

 

仕方ないので答えましたが、

保険証を見ろ

と言いたい…。まぁ、未記入なだけで察しろとはこちらも言いませんし、医療機関にしてみれば「当たり前に確認する項目の一つ」なんだろうとは想像つきますけどね…。でもそれを訊かれるのが嫌な人もいるという想像だけでいいのでしてほしいものです。その後もフルネームを連呼され、処置こそ受けられましたが近い以外の利点をあまり感じられませんでした…。

 

一方、その後に行った薬局。こちらも初めてだったので受付票に記入。すると一番最後に「配慮してほしいことはありますか?」という質問があるではありませんか!「大声で呼ばないでほしい」「筆談希望」などある中で目に入ったのは、「名前を呼ばないで欲しい」の項目。こちらにチェックを付けて提出しましたが、その場では何も言われず。そして私の順番が近くなった所でスッと番号札を渡されました。こちらの番号でお呼びしますね」と何か詮索するでもなく言われ、実際に「番号札○番でお待ちの方〜」と呼ばれました。私は下の名前のみ呼ばないのであれば良かったけれど、さりげない配慮にとても嬉しくなりました。

これ、恐らく在日コリアンなどの方向けの項目だと思うのですが、通名を使用したりそうでなくても自分のファーストネームが嫌なトランスジェンダーにとってもありがたい措置であると感じます。

 

健康の為にも、その人の持つ属性に関係無く気楽に医療機関を受診できる配慮があらゆる所で浸透すると良いですよね。私の勤める健診センターのような所も含めて。弊社、割と遅れ取っているなぁ…。

#AceFesta

昨日は「NPO法人 にじいろ学校」様主催の「 #AceFesta 」に参加してきました!

#AceFesta - AAWinJAPAN

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過去最大のアセクシュアルイベントと銘打たれ、吉祥寺にて昼の講演会と夜の交流会という二部構成で行われました。

 

昼の部

会場に到着し「ここでいいよね?」とウロウロしていたら、初対面の筈の代表・ふなはるさん(設営中でした)から「じゅりさんですか?」と声を掛けられびっくりした所からスタート。twitterに参加の旨は書いていましたが、実写アイコンの力というやつでしょうか。これ以降お話する時間無かったのが心残り。

 

講演会最初の登壇者はSSWの傍ら啓発活動を行っておられる湊明乃さん。養子縁組でパートナーと入籍をされているとのことで、日本で同性婚が制度化されるのを私達は待てなかったと仰っていたのが印象的。入籍による制度上のメリットや得られる”信用”のお話を聴いていると、日本の家族の在り方が時代に合わせて広がって行って欲しいと強く思います。以前読んだ「まぼろしの『日本的家族』」という本をもう一度読み返したくなる。

そして私が「なるほど!」と膝を叩いたのが、職場でのカミングアウトのお話。教育現場という特性を活かして上司に「私を批判すると逆に叩かれますよ?」と言い放ったエピソードには心打たれました。世の中の潮流や業界の特色…使えるあらゆる要素を動員するそのアグレッシブさ、私も「いつか」が来た時の為に胸に刻みます。

 

次の登壇者はシスヘテロ男性とパートナーシップを結ばれている和泉直さん。パートナーさんとお二人でのご登場。恋愛や性愛ではない「家族」の一つの理想形がそこにあったような気がします。生涯で「馬の合う」人と出会えるかどうかもかなりの運ゲーと思われる中、お互いのセクシュアリティが異なるにも関わらずそれを尊重し合えて居心地良く暮らせる出会いをなさったお二人。私はあまり使いませんが、運命的・奇跡的とつい形容したくなります。

Aceであれど完全なるお一人様で良いかと言うとそうも言い切れない私。「今後誰かと生きていくのか」「その形態は家族というものかどうか」…齢30、遅まきながら考えてみようかと。

 

最後の登壇者はゲイ当事者としてセクシュアルマイノリティのライフプラン相談に携わるFPの中村俊介さん。将来・老後が気になるお年頃として気になる制度の情報が盛りだくさんでした。一人で生きていくとなると、不慮の事態を一人で解決する為にも必要なのは先立つ物。老後の前にトランスに伴う健康リスクが先には来るのですが、仮に60過ぎても生きるとしたら確定拠出年金の有無で大きく変わるなぁと。私の職場でも秋口に説明会が行われていました。手取りの減少が金額的にかなりの痛手だったので諦めたのですが、もし生きるなら考えてもいいかも。

後は死後事務委任契約。家族はいても頼れない身としては、真剣に検討する価値がありそう…。Aceの生き方を考えた時に、観念的な話も勿論大事だと思いますが、同等かそれ以上に現実的な生活の話も大事だと思うのです。

 

夜の部

お昼に知り合った方々との食事を終え、夜は交流会。なんと参加者は100名以上!吉祥寺にこんなにAceの方々が集うとは驚き!そんな中でも既知の方のお顔がお昼より増えていて、安心感がありました。

 

アイスブレイクの後に、いくつかのブースに分けて各30分×3のグループトークへ。下記の多彩なブースから成っていました。同じブースに留まるのも可能でしたが、私は④→①→⑥と渡り鳥。

①Aロマブース

②ノンセクブース

③学生ブース

④大人ブース

⑤音楽ブース

⑥フリーブース

⑦ゲストブース

(その他、情報コーナーや物販)

 

大人ブースでは、私がなんと年齢で下から2番目。先日のXジェンダー交流会でほぼ最年長だったのとは大きな差です。Aceの年齢層の高さは、恋愛や結婚のプレッシャーがかかり始める時期に自認のタイミングが関係あるのでしょうか。その他セクシュアリティは確かに思春期に置かれている環境が自認を促しやすい側面はあるように思われます。

老後や「もしも」の時に頼れる存在、恋愛に拠らないパートナー関係、Ace同士で共感できる点の多さ=理解者の絶対数の少なさといった面から、取り得る生活形態に関する話題が主でした。Aceアパート、コレクティブハウス、ルームシェア…私としては「事情(セクシュアリティ)を理解していて頼れる相手が居てほしい」「個人の空間は必須なので、同居やルームシェアよりはアパートの隣同士のような距離感が良い」という希望があることも見えてきました。生活圏が被っていないと厳しいなぁ。

 

お次のAロマブースでは、年齢的立ち位置が一気に逆転して私は上から数えた方が早そうでした。そして大人ブースに続いて私以外は恐らく純女性の方々。「Analysis of the 2011 Asexual Awareness Week Community Census Q.3」によるとAceの約半数が女性自認とのことで、その人数比にも頷けます。

さてこちらでは共感する話題の数々。「好きにならなくちゃ」と思っていたが無理だったこと、異性を好きになれず同性が好きなのではと思ったこと、「まだ出会っていない」「理想が高い」と言われること…恋愛があまりにも日本において”当たり前”であり過ぎる故の苦悩に「わかる」続出でした。

私の場合は(身体的)異性に恋愛感情を抱けなかったことでの上述の苦悩もありましたが、寧ろ周囲から「あまりに浮いた話が無いし好きな人もいないらしいし、あいつはゲイなのでは?」と言われて苦しい時期がありましたね。その体験が自分とAceを結び付けるきっかけではありましたが。

 

最後のフリーブースではこぢんまりとテーマ問わずまったりトーク。健康の話とか肩凝りの話とか。Aceが集まって「一人じゃない」けど皆が「一つじゃない」。前2つのブースでも感じていましたが、テーマを縛らないことで個々の色が出て、よりそれを強く感じられたブースだったと思います。

 

最後には今回の #AceFesta に寄せたメッセージVTRとライブハウスらしくダンスステージで、大盛り上がりの中幕を閉じました。

閉会の辞でのYouTuber・なかけんさん(性性堂堂)の、日本は恋愛や好きについて考えたことが無さすぎるとの発言はとても刺さりました。パッケージ化された”当たり前”だけが全てなのか…いやそうではない、と私も一Aceとして訴えていければ。そして代表・ふなはるさんが来年以降の連続開催への意欲を感極まりながら語るお姿を拝見し、これからも「にじいろ学校」様の活動を応援していきたいと思いました。

特定非営利活動法人にじいろ学校 - 特定非営利活動法人にじいろ学校 - セクマイかな?と思った時に最初にアクセスできる団体

 

閉会後も資料を貰ったり参加者の皆様とお話していたら、あっという間に撤収の時間。12:00〜21:00と長丁場のはずが、とても短いと感じた1日でした。それほどまでに濃厚だったと言えます。改めて、今回の場を設けて下さった「にじいろ学校」様、運営スタッフの皆様、登壇者様、参加者の皆様、ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。

敢えて何か改善点があるとすれば、人数が多くて全員と交流しきれなかったこと、トイレが男女別のみだったことでしょうか。

 

また来年を、そして来年でなくても知り合えた皆様との別途交流の機会が持てる日が来ることを楽しみに、 #GoAce !!

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自前か否か

既にあるものを削るのは困難でも、まだ無いものを付け足すならある程度はできます。それに頼るのは簡単ですが、それに迷いがあるのもまた事実。

 

具体的にはウィッグとパッド。

 

ウィッグはフルウィッグを1つ、襟足ウィッグをウェーブとストレートで1つずつ持っています。頭囲にあまり左右されず、かつ着脱もそこそこ容易な襟足ウィッグなる物に巡り会えたのは幸運でした。しかし私の髪の全体的な短さと髪量の多さから、うまくフィットさせるのは一苦労。バランス良く見せるにはサイドを耳に掛ける必要があるのですが、それをやると男性的な顔の形がモロに出てしまう。今日も付けようかと思いましたが、サイドの髪と格闘していたら出る時間になってしまい断念です。

 

そしてパッド。シリコン製で身体に貼り付けるタイプのものを1つ持っています。あとは、着用しても胸がカパカパにならないサイズのスポブラをパッド代わりにすることも。久ーーーし振りにシリコンパッドの方を付けてみましたが、体温が移って思った以上にフィット感があります。あと、レディースのインナーシャツってまな板のまま着てしまうと前がカパカパになるんですね…。

 

こんな感じに「付け足すもの」を所有しており、頼れるならもっと日々頼ればいいはずが、なかなかそう思えない私。何故かというとやはり、「自前のものを持ちたい」という思いが強くある訳です。

胸は”フライング”💊の影響で僅かに膨らんだもののまだまだまな板。ジェル剤の経過が良くて注射💉に移行できれば、もう少し成長が期待できるかも知れません。AとかBで充分とは思いますがね。増え過ぎても仕事時に”潰す”のに難儀することになりそう…。

髪はせっかくショートと言えるレベルまで伸びてきて、且つ髪質も良い感じなので、何度も言っていますが伸ばしたい伸ばしたい。せめて首の辺りまでは。最大の敵が職場なので、長い髪を短く誤魔化す方法をご存知の有識者がおりましたら、是非私までご一報お願いしたく。

 

自前への憧れがありつつも、それを待っていたら時間だけが過ぎてしまうので、付けられる時には付けておくのがRLEを積むには近道だと思ったのでした。さて、今日はこれからAceFesta。とても楽しみ。

職場とセクシュアリティ #1

先月も参加したこちらの集まり。今月から全6回1クールとしてリニューアルするとのことで、昨夜はその初回でした。

 

ジェンクリ受診後に現地へ到着。先月お会いした方もおられ、そこまで緊張はしなかったかなと。まずは世話役の方と監修の社労士さんから集まりの趣旨や今後取り上げるテーマに関する説明。こと企業側の取り組みが注目されがちな話題ですが、働く側の立場としてできることを考えていくと。

 

説明ののち、参加者でのグループトークへ。今回は導入回となるので、各々の近況や職場の現状をシェア。

今の職場で私が思うのは「プライベートに立ち入る風土でない故の怖さがある」こと。やれ容姿がどうだ休日はどうしている交際は結婚は家族はと、多くの職員が互いのプライベートについて尋ねたり時に介入したり休日も会う場が組まれたりする風土であれば、その職場のスタンスもお察しですし私であればとっとと身を引きたいと思います(そして両親が求める理想の会社の在り方がこういう『家族的』なものだったりする)

 

一方の現職、少なくとも私の周りは必要以上にプライベートに立ち入ろうとする方は見られません。私が多くを語らないよう努めているのもありそうですけれど。そうであると、日々の仕事をしていく分には私の領域に土足で上がられることが無いので取り敢えずは良いのです。しかし、周りの方々やひいては会社としての、個人への介入度合いとその中で見られる多様性の尊重についてどんなスタンスを取っているかが不可視であるという問題がそこには横たわっていると感じています。

何度も書いている髪型の件もそうですが、何も言われない=安心という訳ではなく。寧ろ周りが腹の底では何を考えているかわからないので、日々不必要に怯えざるを得ません。就業規則等の制度設計レベルから会社のスタンスを推測することもある程度可能ですが(一部福利厚生が異性婚に限定されているとか)、それだけでは推し量れない細々とした事柄も職場での居心地を考える上では大事だと思います。

 

この集まりを通して私としては、セクシュアリティを伝えず入職したことで今後起こりうる問題について、諸先輩方の意見を聴いたり職場生活に活かせることは活かしたいと考えています。まだ物申せる権限なんてありませんが…。

 

集まりの中で案内があったのですが、大田区でもLGBTsのイベントがあるらしく。直近は都合つきませんが、近いので今後予定が合えば参加してみたいなと思っています。

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さて今日もお仕事。防災訓練でプライベートの予定は完全にごめんなさいだ…。

ジェンクリ #2

土曜日が職場全体の防災訓練で出勤となってしまったので、半休を取って行ってきました。院長先生とのファーストコンタクト。

 

まずは懸案だった血液検査の結果。結論から言うと、肝機能・甲状腺機能・血糖・血栓(Dダイマー)は全て異常ありませんでした!薬量がそもそも少ないこともあったのでしょうか。ホッと胸を撫で下ろしました。ほんと良かった…。

そしてホルモン値。卵胞ホルモン(エストラジオール)は男性基準値よりやや高いものの、黄体ホルモン(プロゲステロン)は男性基準値内。男性ホルモン(テストステロン)も同様でした。まぁ薬量を考えれば当然の結果ですが、卵胞が男性基準値を僅かでも上回っていたのは嬉しかったり。

個人輸入よりは医師管理の下との院長先生からの勧めもあり、今夜からジェル剤が処方されました。注射も選択肢にありましたが、次の通院までスケジュールの都合で2週間以上空くのがわかっていたのと、まずは慣らしということでジェルからのスタート。3ヶ月後に再度血液検査を行い経過を見ていくことになりました。その頃にはスケジュールも安定するし、注射に移れるといいけど…。

 

身体の話の後は、宿題の提出。それに対して特に何かの評価をされた訳ではありませんが(結果の解釈なんて即日できるものではない)、家族歴の記述は『お母様の人物像が浮かんで』くるものだったようです。(伊達に前業界時代にカンファレンス資料や面接記録を作っていない。記録のまとまり・仕上がりだけは褒められていたものだ)

幼稚園時代にはさして自身の性別に違和感を覚えることはなかったが、男女の身体の違いだけは気になっていたであろうことを最後にお伝えしました。

そして次回までの宿題として出されたのは「小学1〜3年生までの自分史」。院長先生曰く、『学校という環境に入り、服装の違いや色で分けられる等があるかと思います』とのことですが、私は当時学校にほとんど行っておらず記憶も最も抜けている時期…相当な難産になる予感がします。

 

診察室から処置室に移動しNsさんからジェルの説明を聴き、3週間後に次回の予約を取って終了。O堂よ、今までありがとう。そして宿題…ゆっくり、じっくり、練っていきます。

打ち明けて

4回目の美容室でした。昨夜。

 

今回も伸びてきた髪のバランス調整だったのですが、スタイルの相談に当たり思い切って担当の美容師Mさんに色々と打ち明けてみました。

  • 本当はもう少し伸ばしたいこと
  • 前職で「頭髪指導」を受けたことがあり、現職でも言われるのが怖くて今の長さをキープしようとしていること
  • 現職は短髪の職員ばかりで、長いと目を付けられるかも知れないこと
  • 接客業ではないが、服装含め暗黙の了解で見た目への強制力が強いこと
  • 仕事の時は長さを誤魔化す為にサイドを耳に掛けていること

 

そんなこんなで、前半は切りながらほとんど私の愚痴タイムみたいになってしまいましたが、Mさんとは今までで一番会話が弾んで気まずい沈黙が無かった気がします。接客業ではないのに髪型の自由が事実上無いことには、数々のお客さんのカットをされているMさんもびっくりだったようです。長過ぎるのではなく逆に短過ぎる職員は注意されないのか…との質問をされて、そういう視点もあるのかとこちらも驚き。選択的坊主頭も非選択的(察し)もいますが、いずれも管理職クラスでしたね。いっそ長髪の職員が入ればその反応から色々探れるのに。

隣の席にいたお客さん(茶髪パーマのおじさん)の職場は「金髪でもなければ基本自由。仕事さえちゃんとやればいいんだし」だそうで、羨ましかった…。

 

さて、長さもそうですが気になっていたのは髪の重さ。特に耳に掛けた時に少し頭を傾けただけで髪がこぼれそうになっていたので、最近は難儀していました。そんな事情もあり上記の通り色々打ち明けた訳ですが、そこはMさん流石プロの技。サイドの髪を掛ける耳裏付近を軽くして、それに合わせて後頭部も今のボリュームを維持しつつバランスを取り、髪をおろした時も不自然に見えないスタイルに仕上げてくださいました!

実際今サイドを耳に掛けて出勤途中ですが、しばらくはクリップ要らないかも知れない!

 

シャンプー後は私がニットを着ていたのもあってか、室内の気温の話から冬の寒さや静電気の話へ。その中でサラッと「髪綺麗だから静電気起きやすいと思います〜。傷んでる人ってあまり起きないんですよねぇ」などとMさんに髪を褒めてもらって嬉しや嬉しや。自分に合うシャンプー、コンディショナー、アウトバストリートメントに巡り会えて良かったと心から思いました。短い頃からパサつき・傷み・うねりが激しいのがコンプレックスでしたが、最近は自分でも髪がサラサラになったかなとようやく思えてきた所だったので。「いい具合に伸びてきたのでこれならアレンジとかも色々できると思いますよ〜へへっ☆」なんてことまで言って下さって。

 

これまでも髪型への要望は色々出していますし今日は種々の事情も伝えましたが、実はセクシュアリティに関わる用語って4回の中でお互いに一言も発していないんですよね。そういうの関係無しに、ただ髪への理想や要望という点からオシャレ話ができるこの環境と、それを提供して下さるMさんのことをとても推せます。Mさん側が私を見て察していたとしても(多分そう)、それを他のお客さんやスタッフのいる場でみだりに口にしない思慮のある方という所で更に推せます。いつもありがとうございます。

 

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さて次のカット(予定)まで2ヶ月。またヘアケア頑張るぞっ✨