日本語だとこれでもかと言わんばかりに種類が豊富な一人称。使用者の性別・性格・年齢・相手との関係性など、色んなものが良くも悪くも付きまとう。大体は「I」で済む英語がちょっと羨ましかったりします。
普段はどんな一人称を使っていたっけ…
SNSやメールにブログ。ネットでの書きものをする時は「私(わたし)」。数ある一人称の中でも最もニュートラルかな、と思います。
同じメールでも事務連絡とかお仕事絡みになるとよく使うのは「当方」。口語では使わない。やたら堅苦しくなってしまうから。
会話でも徐々に「私」にシフトしようとしているけれど、永らく使ってきたのは「自分」。真面目な男性というイメージもややある。でも、そこまでオトコオトコしていない。仕事中には便利。
お次は、もう使っていないシリーズ。
働き始めた≒自認・指向について言葉を得る前には「僕(ぼ↓く↑)」も使っていました。「ぼ↑く↓」だと幼さ全開になるけど、逆だとフレッシュ新人ないしは後輩感。基本的には上の立場の人に対してでしたね。
学齢期や一人暮らしをするまで実家で使っていた「俺」はもう二度と使えない。擬態していた当時ならまだしも、今まさにちょっと言ってみようとしたけど言えないもん。いわゆる男らしさが凝縮された一人称だと感じます。
場面限定ものだと、今は実家では「わし」とか。追い追い書きますが実家とは色々あり、「俺」が使えなくなったからって「私」などと言おうものなら何を言われるかわからないので、当時の職場の人から借用した苦肉の策。
「私」「当方」「自分」「わし」…場面に合わせて今は4種類も一人称使っているんですね。使いたい/使いたくない一人称って、性自認だけじゃなくて、その人が身を置いてきた環境にもかなり影響を受けると思います。
…ゆくゆくは「あたし」「うち」辺りも使ってみたい。口語でも一応平仮名表記のつもり。そこでも印象結構変わる。